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カテゴリ:◆裏山ぶらぶら日記◆
(写真は、晩ご飯のきりたんぽ鶏にんにく鍋作り中) 野外でばかり遊んでいる友人2人とうちの島でキャンプをした。 それぞれの仕事の都合で、 朝来て翌朝帰るというW杯の海外弾丸ツアーのような24時間キャンプツアーは、 雨という天気予報を覆す最高のお天気の中始まった。 うちの裏山探検に始まり、島の最高峰にある展望台から海を眺めたり、 しばらく休業中だったラーメン屋にも行った。 ブランクのせいか、ちょっと麺が伸びてたかな(笑) しかし、…キャンプといいつつ、野宿になった。 全員野宿野郎なので、晴れてるから、夜空見ながら野宿がいいやと。 なので、のってきた車とテントは使わずじまい。 屋根と壁がないのもたのしい! 晩ご飯の食材を買い込み、夕方から浜へ。 夏は海水浴客が多い浜だけど、いまは朝夕に散歩する人くらいしかいない。 さらに、近くに民家は一軒しかないような静かな浜。 まず、明日の朝まで過ごす場所を決めたら、あとは夜に向けて準備。 浜に流木が少ないので道路を挟んだ向かいの山から、焚き木になる枯れ木や枝をめいめいひっぱって来た。寒さ対策は万全だ。 日が落ち、暗くなってくる少し前、よし!とばかりに焚き火に点火! 気温もさがってくるので、暖をとりつつ鍋をつくる。 ほとんど闇鍋状態なので、煮え具合はほとんど音だけで判断する。 「クツクツ」から「グツグツ」へ、 鍋の煮える音が音楽のようにしっかり耳に入ってくる。 他にある音は、焚き火の「パチパチ」という木が燃える音だけだ。 煮えるのを待っている間にビールと鯛の刺身をいただく。 う~ん、たまらん。 そして、グツグツも最高潮に達して完成したメインディッシュのきりたんぽ鶏にんにく鍋を囲んで、日本酒をクーッといく。 鶏からいい出汁が出てる。 日本酒の名前は「うっぷんばらし」(特にうっぷんはないが(笑)) 静かで心が落ち着く夜。 満月に近いので、月明かりと焚き火で十分明るく、ヘッドライトも必要なし。 浜は、月の軌道がちょうど出始めから最後まで仰ぎ見れるような位置。 コンクリートの壁はちょうど背もたれになって、下手な電車よりすわり心地よろし。 そのままゆったり月を見れる。 最初、高い卵の黄身みたいな赤みを帯びた色の月を見て、 「あの月、ちょい邪悪そうだよね」 とか話してたら、だんだん赤みがとれてき、 その光が水平線から岸までゆらゆらと海面につくる一本の光は、海の割れ目のようにも思える。 そんな光景の中で、日本酒もハイペースで減っていく。 一升瓶を空けるペースで飲んでいたので、気持ちよくなって寝袋で即効寝た。 夜中に満潮になって波が迫ってきた(らしい)けど、なんとか乗り切った(というか寝てた。あまり記憶無し…)。 海は絶対甘く見てはいけないけど、この時期の浜は潮位が上がらず安全。 上がる朝日を寝袋から拝んで、朝7時解散。 ほとんど木が完全に燃えた焚き火は、跡を残すこともない。 ゴミをまとめるついでに、海岸の空き缶を拾った。 きれいなほうがやはり嬉しいから。 友人のひとりは先生で、新幹線に乗って小学校の会議に直行、 寝袋やリュックを校庭の木陰に隠して会議に臨んだらしい。 浜 to 学校、2時間弱で意外と通勤圏だとか…。 もうひとりは車で帰路へ。 夜、すすでまっくろになった鍋を洗っていた。 鍋が徐々にきれいになるにしたがって、なんだかすすを落とすのがもったいない気がしてきた。 またやるぞ~! 浜の近くの土地を本気で買いたくなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 26, 2008 03:49:42 AM
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