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昨日、日曜はタロウのバスケ公式戦でした。
背が高いので、低めのミニバスゴールにはびしばしシュートが決まります。 タロウは、チームの他の子よりずっとずっと遅れてバスケを始めてるってのもあるのだけど 本当にへなへなで、 みんなの足をひっぱるんじゃないかと、タロウの出る試合は心臓にワルイです。 と言いましたら、 隣でそれをきいていた、欠かさず練習は見にいかれるお父さんが声をかけてくださいました。 「いや。タロウちゃん、シュート決まりますよ!」 実際、タロウが試合でシュートを決めると、 「ね!」 と嬉しそうに微笑んでくれました。 お母さん達も、 「きゃああああ!タロウちゃああああんん!!」 と、タロウがシュートを決めるたび一段と大きな声援と拍手をおくってくれるのです。 他の子たちはみんな呼び捨てなんだけど、タロウはタロウちゃんと呼ばれています(〃^^〃) 小さな頃から、滑り台なんかの人気遊具は、並んでも並んでもあとから来る子にぬかされて、 なっかなか遊べないような子でした。 そんなタロウに、バスケという前へ前へ出るスポーツは、あまりに向かないかなとは思ってました。 いや今でも思ってるな。 それでも、いやだからこそ、お父さんお母さん方は みんな揃って卒業試合やろな。 タロウちゃん、やめんといてな。 タロウちゃん、いいキャラやわ。 タロウちゃんがシュート決めると、むっちゃ盛り上がるねん。 と、応援してくれる。 コーチは、タロウにシュート特訓をしてくれた。 ドリブルで抜いたりすることはできなくても、 身長のあるタロウには、ゴール下がチームに貢献できる場所だ。 「タロウは、本当にがんばってる」 コーチは、あたしによくそう話しかけてくれる。 チームに入ってすぐの頃、タロウが混じるとパスなんかの練習がうまくできないような時 学年の下の子に、迷惑そうな態度をされたとかで、途端に尻込みしたタロウ。 練習に行かずに近所の公園で時間をつぶすような日が何ヶ月も続いた。 あたしはそれに気付かなかったから、タロウはずいぶんシンドイ想いをしただろう。 今も練習に行くのはチョッチおっくうで、休みになると喜ぶけども サボらず、一生懸命練習に励んでいるようだ。 だから今ではチームの誰からも、迷惑そうな態度をされることはない。 みんな本当に気持ちのよい子ばかりで、あたしは感動しちゃっている。 ~そりゃそうだよタロウ。サボってばっかりでたまに来た子に練習のジャマされたら腹たつよ。 嫌な思いをすることがあるかもしれないけど タロウのがんばりどころは、上手くなるとか、試合に勝つとかじゃない。 とにかく休まずいけたら、それがタロウのがんばり。 一緒に汗流して練習したら、嫌なことはゼッタイなくなるからサボらず行ってごらん~ どうよタロウ。お母さんの言ったこと、あたってたでしょ^^ とりあえず夏休みまで、やめずにがんばってみようと約束した春。 もう秋だねぇ^^ 昨日、みんなと笑うタロウを見て、おかあさんはとっても嬉しかった。 タロウがシュートを決めるのを見たよりも、もっともっと嬉しかったんだな。 タロウは、克服したんだな。 自分で、乗り越えたんだ。 だから、コーチも、お父さんお母さんも、チームメイトのみんなも、応援してくれる。 応援してもらえるから、タロウはまたがんばれる。 修学旅行中のタロウちゃん 今はぐっすり眠ってるだろうね。 たくさん、楽しいことをお持ち帰りしておいでよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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