アルバム売りさん

愛娘リンの中学ＰＴＡで書記をやっている
昨夜は、全校生徒宛の配布物をもう一人の書記さんと一緒に印刷するという任務があった
もう一人の書記さんの娘さん‘ちあ’は、リンの一番の仲良しさん
多くの女子中学生が身にまとうキャピキャピオーラを
二人とも持ち合わせていない
かといって暗く地を這うムードでもなく
二人の波長はとても似ているように思う
あたしは常々リンに

ちあに巡り会えてほんとよかったなぁ
あんたのトーンの女子はそうそうおらへんょ

と言い、そのたびリンは大きく頷く

昨夜印刷室で、そんな話をちあ母ときゃあきゃあ話していたら
偶然居合わせたリンのクラスの副担任の高橋先生の背中が
同意のニヤリで揺れた

あ…しもた…タカハシがいらしたのだった
好き放題盛り上がりすぎたわ

と反省
あたしもまたリン同様、ちあ母とはとても話しやすいのだ
作業はちあ母が拍子抜けするくらいあっさり終わったのだけど
なんだか話し足りないのでファミレスドリンクバーへ


17年前結婚して愛知からこの市に移り住み
今日まで市内で三度引っ越したけれど
この地に住む人とこれほどに
ぶっちゃけトークをしたのは初めて
ちょっとぶっちゃけ過ぎたな…てくらい
物事の常識レベルが似ているし
井戸端会議が苦手という点も同じ
何より明るく気さくなその人柄に
ついついペラッペラ日頃の鬱憤織り交ぜて
しゃべりにしゃべって気づけば９時半



ぁぁぁぁ毒舌バレたわ。