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カテゴリ:こころもよう
久々に、定時で仕事をきりあげた。
久々に、明るいうちに帰宅した。 久々に、夕暮れの淀川を見た。 川を上から眺めるのがすき。 淀川は、澄んだ川ではないけれど、それはあんまし関係ない。 何年も前、凹んで初めてひとり家出旅行をしたとき 選んだ行き先は川の流れるちいさな温泉地だった。 時々水は留まって、溜まりができているというのに、 それでも橋の上から見ると、川の大きな流れはちっとも止まってはいなかった。 川が羨ましいなんておかしな話。 あたしは溜まったままで進むことなんかできないと、橋の上で溜息をついた。 それでもあれから月日が流れ、いつのまにやらあたしも流れた。 それは流れにのったようでもあり、自ら流したようでもあり。 まーなんとかなるもんだなと。 溜まってるときはどうしようもなくて 涙がとまらないこともある。 だけど人は、 それだけじゃあおわらない。 子どもの場合は、それは成長。 あがいて暴れて自ら溜まりを抜け出し流れる。 大人のあたしは、それはごまかし。 あとからやってくる流れに押し出され、なんとなぁくちょろちょろ流れ始める。 いいんじゃないの。そんな感じで。 のんびりそう思えるようになったのが、これが大人の成長ってやつぢゃん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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