Utopia
見えてるのかな 硝子の壁の向こう側瞳に揺れている景色を映し出す朧私の名前を呼ぶ声が聞こえてくる僅かな囁きと共に可憐でとても繊細な空に届くかなこの指先 空を羽ばたく鳥に成りたいよ適わない夢の戯言と流してしまう程のありふれた話揺れている籠の中ですやすやと寝付いてるその時がくるまでずっと誰か起こしてくれる日までまた続きを見てみたいな この夢の先をそれは悲しいのか嬉しいのか分からないそんな自然のような淡い淡い一人のこの世の生きていたいと願った少女この地に足をつけてから実感した広がるのは広大な平原 唄を奏でるそんな草葉此処で唱えるのは私の一つのおまじない 聞いて?忌み嫌われた 私に居場所はないのかないつも地に耳を当て鼓動を聞いて問いかけるそっとやっと見つけたそれは大きな大きな大樹そこの根元の一人分の居場所私はここでしばらく眠ろう誰かが私を見つけてくれるその日まで待ってるから私の眠りを覚ましてくれるあなたおやすみなさいその日まで