テーマ:同居は嫌ですか?(1164)
カテゴリ:カテゴリ未分類
4月いっぱいで閉める酒屋の残務整理や作業のために、連日大忙しだったおじいちゃん。
もともと体は丈夫ではないのだが、生真面目で、何でもプロ顔負けにこなしてしまうほど器用なので、自分で車を運転して店に行っては夕方近くまでゴソゴソやる毎日だった。 事務的なことは私にもできるんだけど、おじいちゃんじゃないとできないことが多すぎてお任せ状態。 「疲れが出ないようにボチボチやってくださいねぇ」 とは言ってたんだけど・・・。 朝目が覚めて、トイレに行こうと思ったらめまいがして歩けない。 動悸はするし、吐き気も・・・。 幸いだんな様がいたので、いつも掛っている総合病院の救急外来に連れて行こうかと思ったが、おじいちゃんが、 「救急車を呼んでくれ」 と言うので119番に電話をする。 意識はしっかりしてるからと思うものの、救急車が来るまでは心配で落ち着かない。 ほどなく救急車が到着してだんな様が一緒に乗って病院に向かった。 救急車を呼ぶ電話を初めてした時は心臓がドキドキ、バクバクしたんだけど、最近はそれがなくなった。 義父母が歳をとってからは病院とは縁が切れず、救急車のお世話になることは少なくなかった。 ‘慣れた’んでしょうかね・・・。 でも、一人じゃなくて良かった。 お休みで家族がいてくれたから落ち着いていられたのかもしれない。 子ども達には家で待機しておくよう伝え、だんな様の姉に連絡をして自転車で病院に向かう。 検査の結果、脳にも、持病のある肺にも大きな異常はなくて一安心。 点滴が外れたら、自宅に戻って安静にするよう指示を受ける。 その頃には、義姉が夫と娘を連れて病院に駆けつけた。 こういうときの義姉の存在って微妙・・・・。 おじいちゃんにしてみれば、嫁なんかよりもずっと心強い存在だということは百も承知。 だから、義姉がうちに来たらそっと席をはずすようにしている。 この義姉、自分も長年病気を患っているせいかやたら薬やなんかに詳しい。 いつも、「私も最近調子が良くなくてねぇ~~~」から始まって、話すわ、話すわ、自分の病気の話を・・・。 「私がそばにいながら、こんなことになってしまってすみません」 とお詫びをしつつ、心の中では、 「口ばっかりじゃなくて手を貸してほしいこともあるんだけどなぁ・・・」 ってもう一人の私がつぶやいている。 うちに戻って落ち着いた様子のおじいちゃん、義姉とその娘と一緒に自分の部屋で楽しいひと時を過ごしたようだ。 おじいちゃんにあまり好かれていない義姉の夫は、知らないうちにいなくなっていた。 「また来るから、お父さんのことお願いねぇ~」 と2人が帰ってホッとした私は気の利かない、いけない嫁なんだろうなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|