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テーマ:最近観た映画。(40146)
カテゴリ:映画
お茶とは関係ありませんが、気になっていた映画を見てきました。
「いのちの食べかた」 公式サイト:http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/ ドイツ・オーストリアのドキュメンタリー映画です。 テーマは、原題が”Our Daily Bread”となっているように、毎日食べている食物はどのようにしてつくられるのかというもの。 普段のテレビでは見られない、肉や魚・野菜などの大量生産はどのように行われているのか、ということを追った映画です。 詳しくは予告編をご覧下さい(ちょっと残酷なシーンあり)。 http://jp.youtube.com/watch?v=EmZk-Lwl2Uk (以降、多少のネタバレ有り) とにかく、食について考えさせられる映画です。 「食育」に興味がある人は、見て損はない映画だと思いました。 しかし、この映画、おそらく賛否両論分かれる映画だと思います。 まず、この映画、 台詞もなければ、ナレーションもBGMもありません。 音といえば、ひたすら、機械の轟音が流れるのみです。 ですので、様々な生産現場が次々と映し出されるのですが、パンフレットを買わないと、何が何だか、さっぱり分からないかもしれません(^^;) さらに肉や魚とあるように、当然のごとく、屠畜や解体のシーンも出てきます。 それだけに、「残酷」「かわいそう」という評価もされるかもしれません。 しかし、機械的に淡々と処理されていく様子が、映し出されます。 処理をしていた人たちは、何事もなかったかのように無表情に食事をしています。 これが日常なのです。 そんな内容ですが、この監督の良いところで、映像はとても美しく撮られています。 ですので、普通に考えると、ものすごく残酷なシーンでも、スッと受け入れることができてしまいます。 ただ、最後だけは、敢えてそうしているのだと思いますが、かなりショッキング。 ちょっと重たいです(^^;) こだわった○○牛とか○○鶏の生産現場はテレビでもよく見かけます。 環境の良さそうなところを駆け回っていたり、のんびりしているようなところは、テレビでも放映できるでしょう。 が、この手の大量生産現場は、まずテレビで放映できないと思います。 予告編のVTRにもありますが、ニワトリたちが広い小屋の中に、ギッシリといる様子などは、テレビ向きの画にならないでしょう。 #おそらく、業者からの抗議が殺到するでしょう(^^;) しかし、多くの人口を支えていく上で、食料生産の現場はどうなっているのかを知ることは、必要なことだと思います。 現場で働いている人々は、かなりのキツイ労働をしています。 そういう人たちの働きがあって、日々の食事ができていると思うことも必要だと思います。 子どもに見せるべき映画なのかもしれません。 そんな意味からも、この映画の存在は大きいのではないかと。 単館での上映が多い映画ですが、ロングランになっているのも分かる気がします。 興味のある方は、是非ご覧下さい。 ちなみに、12月6日配信分の江頭2:50のピーピーピーするぞ!のエィガ一刀両断のコーナーでも紹介されています。 この映画以上に、賛否両論のある芸人さんですが((((((^^;、彼の映画評論はなかなか面白いので、ご興味のある方はこちらも是非。いつも、番組の後半ぐらいから解説しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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