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テーマ:v 花粉症 v(1205)
カテゴリ:茶と健康
さて、長々と書いてまいりました花粉症に効くお茶研究シリーズ。
ここまでのことをまとめて箇条書きにしてみると、こんな感じでしょうか。 <花粉症に効くお茶はあるか?> ・メチル化カテキンが花粉症などのアレルギー反応を抑えることは、実験などで検証済み。 ・ただし、効果の発現には規定の量を摂取することが必要。目安は1日34mg。 <何を飲めば良いか> ・メチル化カテキンが含まれるかどうかのポイントは、お茶の品種。 ・中国茶・台湾茶にも多く含まれる品種はあるが、具体的な含有量を明示しているお茶は少ない。 ・日本のお茶品種では「べにふうき」が国際的に見てもトップクラスの含有量を誇る。 ・発酵・焙煎によってメチル化カテキンは失われる。軽発酵のお茶なら許容範囲。 ・日本での入手性や情報の豊富さを考えると「べにふうき緑茶」の利用が最適か。 <どう飲めば良いか> ・メチル化カテキンは抽出に工夫が必要。普通のお茶の淹れ方で摂取できるのは20%以下。 ・「熱湯で5分間煮出す」「粉末茶の利用」「茶飲料の利用」などが現実的な方法。 ・メチル化カテキンは渋み成分。どうしても渋みが勝つので美味しさと効果の両立は難しい。 ・でも、多少渋いことを覚悟しておけば、それなりに飲めます。 ・濃いお茶を飲むなら、空腹時は避けた方が良いかも。 ・飛散1ヶ月半前から飲めば、効果はアップ。即効性があるので、今からでも可能性はある。 個人的な感想でいくと、私にはメチル化カテキンは効いているようです。 ただ、花粉症の諸症状の止まり方は、かなり緩やかに効く印象です。 薬は、急ブレーキを踏んだかのように、強力にピタッと諸症状を止めてくれます。 が、メチル化カテキンの効き方は、かなり弱めにブレーキを踏んだように、ジワリと緩やかに止まっていく感じです。 普通のお茶としての摂取だけでは、手ひどく花粉を吸ったりしてしまうと、ちょっと追いつかないかもしれません。 メチル化カテキンで追いつかないときは粉末入りカプセルの利用だったり、薬などとの併用も視野に入れておくべきかと思います。 「凍頂烏龍茶やべにふうきが花粉症に効くと言われて飲んでみたけど、効かなかった」という方。 ぜひ、メチル化カテキンをたっぷり採れるような淹れ方をするか、市販の飲料を使い、1日34mgを試してみましょう。 これで症状が全く緩和しなければ、おそらくメチル化カテキンは合わないのだと思います。 しかし、もし症状が少しでも和らぐようだったら・・・ これは大いに可能性があります。 来年の飛散シーズン前から飲み続けておけば、薬を使用するのは最小限で済むかもしれません。 このテストをしてみるなら、飛散量の少ない今の時期が最適なのではないかと思います。 お茶なので、薬にあるような眠くなる副作用などもありません。 べにふうき緑茶を飲むことになれば、リスクを取って新しい品種に挑戦している日本の農家さんの応援にもなりますので、是非お試しを♪ <目次> (1)凍頂烏龍茶騒動を振り返る (2)カテキンの話 (3)メチル化カテキンの話 (4)中国・台湾の研究 (5)淹れ方・飲み方は? (6)実際に試してみた(飲料&飴編) (7)実際に試してみた(粉末&リーフ編) (8)まとめ にほんブログ村 来年からべにふうきに切り替える予定(^^;) ↓べにふうき製品色々 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.29 20:07:49
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