とっぽ・セールス
あべッチが、「コントロールできている」って言ったことについて、言い訳は決まったようだ。「虫歯になったからといって、歯を交換する必要はない。詰めたり、被せたりしてでも、痛みなく食事できれば十分。」みたいな。。。。「技術は必要にムチうたれて進歩する。」って考え方があるようだ。現在は「原発を廃炉するための技術」を確立する好機なのかもしれない。変な言い訳を考えるより、正攻法で問題を直視するべきだと思った。あえて不謹慎な言い方をすれば、「諸外国に先駆けて、廃炉技術を確立し、将来の成長産業とする。」という名目であれば、国家予算を割くことも可能だろう。当初に多くの期待を集めたフランス製の濾過装置だって、「1基ではたりないが、それなりの数を集めれば・・・」と言われていたが、現在のタンクが増え続けている状況では、予定通りではないのだろう。この装置の改良型をつくることだって、必要な技術。膨大な低濃度汚染水のタンクを鉛で覆うことは不可能だろうけれど、濃縮できれば遮断できる可能性は高くなる。対処療法ではなく、抜本治療の技術。どうせなら「コントロール」なんて半端なことはいわずに、「無害化」くらいのことを言ったらよかったのに。「起きてしまった禍」を補償や対処療法で解決するのは、努力を尽くしてからのこと。まずは、全力を出し切ってほしい。補足1 「手の長くなる薬」『深代惇郎の天声人語』のなかの一文。サリドマイドという薬害の被害者であるこどもの一言が、深代惇郎さんのペンを動かした。「手を短くする薬があるのなら、長くする薬もできるはず。」世界のどこかに、「手の長くなる薬」や「手の代わりをする機械」を研究している人物がいたのかどうか。補足2日本の総理が「原発輸出」に積極的なのは知っているが、「廃炉技術」がなかったら、商売としていかがなものか。 なんかのスパイもの(まんがか、映画かもわからなくなったけれど)で、「毒薬(細菌兵器だったかも)を開発しても高くは売れない。解毒剤(ワクチンだったかも)があって、初めて商売が成り立つ。」毒薬にあたった人は、解毒剤には法外な対価を払うだろうし、お客さんが死滅しちゃぁ、次の商売に結び付かない。・・・一国の総理たるもの、ブラックゴースト団よりは賢くあってほしい。