読書メモ 「まぼろしの邪馬台国」その2(増補改訂)
まぼろしの邪馬台国 第1部 白い杖の視点[ 宮崎康平 ] [宮崎康平]まぼろしの邪馬台国 第2部 伊都から邪馬台への道 とてつもなく、手ごわい本です。事前の先入観はことごとく崩されて、戸惑いつつ、尋常ではなく、見慣れない漢字はいっぱいだし、、、、。映画になったくらいなら、紀行文風かと思えばそうでもなく、魏志倭人伝の解釈だったら辞書だけあればと思ったら、地図帳が必要になるし、 とにかく想定外があちこちに。。。今のところ、第2部の100ページあたりで足踏み中。 40年前に、百科事典の別巻としてついてきた大型の地図帳をひっぱりだして、地名を追いおい、読んでみます。この本も地図帳も、1980年頃のもので、同世代。この奇遇のために、平成の町村大合併には、まどわされないみたい。でも、バスの中や食堂ではよめない。 この本の仮説のひとつは、倭人伝と和名抄の2資料にあたり、弥生時代の国と、平安時代の郷・郡・国を、発音の類似によって、比定するというアプローチ。400年くらいでは、地名はそうそう変わらないはずと。そうなれば、平成の大合併には、賛成できない気分。 一気に読み進めないもどかしさと、例年よりはゆるいけれど夏の暑さと。すでにめいっぱいのストレスに、嵩増しされるイライラ。カラーコピーにとって、〇やら×やらをつけながら読むのもいいかも。。。。ちょっと中断して、他の本を先に読みたい気持ちも芽生えてれきました。さて、どうしよう。 夏休みの読書感想文で、根性のある自分をアピールしたい学生さんにオススメ。自分で〇や×や矢印をつけた地図が添付されていたりしたらもぉ、原稿用紙を見飽きた先生の退屈しのぎにも。。。。。 新本は版がかさなっていないみたいで、電子書籍が広告されている。電子書籍でも、「読書感想文」になるのかどうかは、事前にご確認を。