『職人』と『いつものうるし』 並べ読みも、また、たのし。
永六輔さんの『伝言』を買いに行ったのだけど、在庫がなくって、同じ岩波新書にはいっている永さんの『職人』を買うことになった。一週間ほどかかって、約7割までを読みました。「まったくだ。」と、意を同じくしながら読んでいます。引用したい箇所がいくつもあるのですが、時間がとれないので、また、後日。買った本なので、あわてなくっていいんです。で、読みながら、気になるのは桐本泰一著『いつものうるし』。十年ほど前に読んだのですが、学校の同期生の書いた本。彼は、輪島漆の木地、うるしを塗るための芯となる木製の器をつくる仕事をしています。永さんの書いていることと、似た内容だったという記憶と、かなり違ったいたところもあるような憶えと、ぼんやりとして、もやもやとして。とりあえず、本棚から引き出して、ところどころ、拾い読み。で、思ったのは、『職人』では、これでもか、と、振り仮名がついているのですが、『いつものうるし』では、振り仮名がほとんどない。現場のひとには、わかりきったことなので、スルーされたかな。「朴」「鉋」「治具」「刳り」「匙」、「指物」、あたりは、中高生には読めないんじゃないかなぁ最初に読んだときには、「ぬりしや」だと思った「塗師屋」、朝ドラでは「ぬしや」と発音されていたっけ。いつものうるし [ 桐本泰一 ]職人 (岩波新書) [ 永六輔 ]