これでさいごの異次元問題
さて、岸田総裁が外遊の途中で「異次元の~」を発言されたら、どういう翻訳がなされるのかなぁ、と考えていたがその場面はなかったようだ。ネットで検索してみると、従来の意味での「異次元の」に対する英単語は紹介されているが、総裁の意を酌んで「いつもよりも気合いを込めて」というのは見当たらなかった。https://alpha.japantimes.co.jp/clubalpha/vocabulary/politics/different-dimension/だいたい、意を酌まなければいけないのはよくない。「消費倍増」「5か年計画」とか、議員さんが在任中に達成するという気合いが感じられれば、翻訳さんも気が楽なはず。「可及的速やかに」「十分に民意の形成されるのを待って」なんて裁量を持たされると、責任を負わされる。具体的なのはいいことだ。「通常はこのセットは25000円をいただいていますが、今回は特別に付属品もつけて、19800円。金利手数料も、、、、。」とか。とりあえず、通常予算とくらべてどれだけ多い、とか、延べ何千人の公務員を投入して、とか、最大でも○○年以内に、とかね。えっ?そう意味ではないかもしれない、って?自分は、平成の全体32年と昭和の終わりの26年(※1)を日本語ネイティブとして生きてきたので、もうすこし扱いやすいフレーズに置き換えられないものかと苦心腐心。でも、見当たらない。一番近いのは、「可及的速やかに、万全の対策のもとに」というところかなぁ。ちなみに、諸説あるなかには、「数ある異次元のなかには時間が止まったり逆行したりするものもある」といわれているようだ。異次元の物差しではなくって、現行の物差しで語ってください。でないと、ヤプール人にしか通じない。もひとつちなみに、自分が実体験している一番ふるい政治的できごとは、「新自由クラブ」の結成です。自分の昭和の26年間のうち、前半の12年間は、政治には無関心でした。ウルトラマンAのすべて! [ 円谷プロダクション ]※1)昭和37年生まれで、令和のいまも存命しています由。