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七転八べぃ≒(七転八倒+七転八起)÷2 ≒あさ・がお

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2008年09月27日
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(これは10時から16時におきたこと)
                          BGMはこれ!!
信州は富士見高原・入笠山へ行ってきました。

24日10時に出発の予定でしたが、
急な連絡が入り、しゅっぱなから1時間ほど遅れることに。
前日に調べた乗り継ぎは使えないものの、
とりあえず、それぞれの駅まで行けばなんとかなるだろう。
見切り出発です。
tibiVFSH9626.jpg tibiVFSH9628.jpg
菊名駅からJRに。
まぁ、夕方6時までに宿へ着けばよいだけ、
まさしく、急ぐ旅ではありません。
特急券は買わずに、普通乗車券のみを購入。
できるだけのんびり、普通電車で車窓の景色をたのしもうと。

途中下車のできるキップを手にするのも、約20年ぶり、
ちょっと得した気分。
遠出ということばがよぎり、肩がかるくなります。

JR横浜線で八王子へ向かいます。
秋の晴天。
新横浜より西側の横浜線に乗るのも、やっぱり20年ぶり。
仕事・通学・お買物、郊外電車のお昼の、みなれた情景。
鴨居駅をすぎたところに田んぼが残っていることにおどろき、
相原や南八王子の駅前がにぎやかになっているのにびっくり。
途中、町田の手前で、お寺さんがみえます。
何百とあるお墓のひとつひとつに、黄色や白のお花が上げられてる。
そう、今はお彼岸だったことを思い出します。
宗教に関心が低いといわれつつも、日本もまだまだ。

途中、A駅を通過するときに、なつかしい人の顔も思い出します。

tibiVFSH9629.jpg tibiVFSH9630.jpg
八王子に到着、約10分ほどの待ち合わせで高尾ゆきに乗り換え。
この電車の中もまた、子連れ・背広姿・おばーちゃんのグループ、郊外電車の風情でした。

高尾駅は、初めて降りる駅。ここで20分ほどの待ち時間。
平日のお昼だというのに、おばあちゃん・おじいちゃんが多いのはお寺さんがあるためでしょうか。あ、やっぱり、お彼岸ですね。
せっかくの待ち時間、おトイレをすませ、サンドイッチとコーヒーを購入。
 
tibiVFSH9633.jpg tibiVFSH9636.jpg
ここからの電車は、なにやら古めかしい車両。
座席も対面シートになり、旅情をかもします。
ローカル線、、、ではありませんね。ここからは中央”本線”です。
車内には、旅行や法事を思わせるたび姿の方が半分。
仕事またはお買物・通院をおもわせる普段な方が半分。
あれ、学生がいないけど・・・。まだ、授業中なのでしょう。

ふた駅、み駅と進むうちに、仕事姿のかたはみえなくなり、
旅行姿のご夫婦は、車窓の景色をたのしみつつ、はじめての信濃路におもいをはせて。
夏休みの女子大生ふうの4人組は、級友のウワサ話をさかなに、お菓子をポリポリ。

大月までのみちのりは、度々トンネルをくぐる谷あいのルート。
ぬけて猿橋の岩壁は、まさに奇観。
甲府盆地にはいると、果樹園がめだつ風景。
田んぼはすくなく、川も細め。中流域のおももち。
山梨学院のグランドも見えました。
甲府駅では、停車時間内に鳩が社内に入ってきて、
「ドアが閉まってはたいへん」と、中年の男性がドアへ追っていかれました。
このあたりから、通学生の姿がちらほら。
「この子らは、<本線>を使って通学するんだなぁ」と、へんなところに関心。

甲府盆地では果樹が名産、
平らな場所だからといって、稲作が盛んになるというわけではないのですね。
たしか一昨年、東北新幹線の車窓から、見た水田風景のなか、
ゴールデンウィークなのに田へ出ているおじさん、おばさんには、頭の下がる思い。
おいしいお米をありがとうございます。
稲作をせずに、果樹をつくるのには、きっとなにかの理由があるのでしょう。

tibiVFSH9645.jpg tibiVFSH9646.jpg tibiVFSH9653.jpg tibiVFSH9654.jpg
意に反して、
韮崎をこえるあたりから、谷スジ、山スジのあいまに、山田が見えてきました。
等高線をなぞるように、丸みのある不整形な田んぼ。
平地で果樹をつくり、山あいで稲をつくる。
なにか、理由があるはずですが、自分にはわからないところ。

ダメでもともと、携帯のカメラで撮ってはみるのですが、
オートフォーカスのタイムラグで、思うようには収まりません。

tibiVFSH9656.jpg tibiVFSH9658.jpg

 

さて、小淵沢駅に到着。目的駅まであと2駅というところで、乗継まちが50分。
まぁ、いきあたりばったりで来ているのですから、そんなものでしょう。
どうやって、この暇を埋めるべきか・・・。
そう、今回は雨具の用意がない。雨具を買おう!
駅からほど近いお店で900円の雨合羽を購入。
山用のポンチョなど、ほしいところでしたが、自転車通学用のビニール合羽の上下になってしまいました。ついでに軍手1組30円も購入。
山々を背景に駅舎を撮影。
駅前のゲートがセイタカのっぽなのは、山を見せるための工夫なのでしょう。
立ち食いソバをたべてもまだしばらく、時間があまる。
このすきをうめるべく、ホームにてにわか鉄っちゃんになる。小海線の車両、遠くへ追いやられるトイレ、駅の売店、なんでもかんでも、撮ってやろう。

tibiVFSH9659.jpg tibiVFSH9661.jpg tibiVFSH9663.jpg tibiVFSH9667.jpg tibiVFSH9665.jpg tibiVFSH9669.jpg

ホームにいても山が近い。
tibiVFSH9672.jpg
高校生がふえてきた。
ここらの子は、普通に見える。ピアスもシャドウもついていない。
が、さすがに人物をファインダーに入れる度胸はない。
一人だけ、佐久長生のジャージを着た子がいるけど、
佐久にはまだ遠いはず。

tibiVFSH9675.jpg tibiVFSH9678.jpg tibiVFSH9681.jpg
小淵沢から富士見への鉄道沿線は、ところどころに見える田んぼが黄色く色づき、
とても美しく・・・。
このつよい黄色は、平地ではみたことがない色。
思わず、にわか前田真三さんになる。

さて、27年ぶりの富士見駅には昔のおもかげはあるものの、
やはり近代化されていました。
16時30分までにゴンドラ乗り場(麓駅)までタクシーで移動しなければならないが・・・、
タクシーがいない。
タクシー乗り場の窓口の中の係員さんに状況を尋ねると、彼は係員ではなく、
タクシー待合いの小屋の中のお客さんであった。
自分の順番は2番目か。
連休空けのためか、駅前のお店はシャッターがしまっているところが多い。
だれかにタクシーのことを尋ねようにも、誰もいない。
しかたない。補助食料と酒と水を買おう。

路を教えてもらい酒屋さんへ到着。
ウイスキーの小瓶をさがすが見当たらず、白角の通常ボトルを購入。
南アルプス天然水の2リットルもあわせて購入。
これで、約3kgほど、荷物の重量が増える。無謀。
酒屋さんの奥さんに、タクシーをまつのと、歩き始めるのと、どちらがよいか相談すると、
「歩くんだと、30~40分はかかるけどね」と、冷静なご意見をいただく。
もし上までタクシーでいくといくらかかるかをきくと、
「さぁね、タクシーでは行ったことないけど」と、冷静なご意見をいただく。
「今日はゴンドラは、動いているの」と逆にきかれ、
「今朝電話しました」と答えつつも、相談の相手をまちがえたかなぁと、黙考。

タクシー待合にたどりつき、ふと気づくとタクシー会社の電話番号が看板に書かれている。
まっていても仕方ない。電話してみる。
「今日はではらってるんですよ」 (ドキ!)
「4時30分のゴンドラで上へ登りたいのですが・・・」
「それには間に合いますよ」
もし、間に合わなかったら、上までタクシーかな。
とりあえず、カバンの中から山用の靴を出し、履き替えていると、タクシーが着く。
くつ紐が途中だが、そのまま車中の人となる。

(これは10時から16時におきたこと)






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最終更新日  2016年05月27日 00時57分16秒
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