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カテゴリ: 怒りの大河を超えて、政治に笑顔が戻るまで
<出所を思い出せないネタなので、不都合のむきがありましたら、ご連絡ください。>
▼どこかで読んだエッセイに、「政治長男、経済次男」ということばが、書かれていた。まずは、うろ覚えのこの話を、なぞってみたい。次男の経済くんは暴れん坊で、なにかと突っ走っては金をかせぐ。長男の政治くんは、世間体を気にして四方を丸くおさめる気配りはあるが、積極性に欠けるところがある。 ▼この次男経済くん、長男の忠告を聞かずに手当たり次第に仕事を広げて、強気の風をよそおってはいるが、小心な面もある。ちょっと逆風にあって資金繰りにつまると、アニキを頼ってくるクセがある。長男政治くんは、そんな弟でも身内かわいさ、白黒をはっきりさせないままに庇ってしまうので、弟に振り回された周囲の者からは、疎まれてもやむなし。 ▼今回の銀行の公的資金なぞも、その一例ではないだろうか。低金利政策のウラをかくようにサラ金業者をグループ内に囲い込み、失業対策を見ない振りしてカシシブリ・カシハガシに精をだす次男坊。反抗していたはずの弟が、風向きが怪しくなって金子の無心にくると、毎度の例にもれず、自分の方が巨額の借金を抱えていても、ついつい金を貸してしまう甘い兄。この長男がいるかぎり、次男の弱気は直らない。 ▼今回はここに、三男庶民くんにも登場いただきたい。この三男くんは無口な子で、長男次男からは意気地なしと揶揄されていても、飄々と仕事をこなしてゆく。長男が営業担当でホワイトカラー然としているのに対し、家業の現場で汗を流す縁の下の力持ちだ。 ▼なぜ、ワガママものの次男を兄はゆるすのか。それは、次男がおべっか使いで、ことあるごとに贅沢のおすそ分けに長男があずかっているためだと、三男は疑っている。兄は釈明しないし、弟も追及しないので、暗黙の了解として片付けられてしまっている。さて、無口を装おう三男も、嫁をもらい子ができると、黙ってばかりはいられない状況になってくる。三男が口を開くのが先か、長男が危機を察知して不満のタネを事前に処理することができるのか、水面下では、既に兄弟ゲンカは始まっていると感じるのは、筆者だけであろうか。 (了) つい)一度しか見ていないのでこれまた、ウロウロおぼえなのだが、「エデンの東」の長男次男も、こんなところがあったように思います。 Byあさがお戦隊ブラック (あさがお戦隊には、ブラック・グレイ・ダーク・グリーン・れいんぼーが所属しています。ブログ担当は、いつもは、れいんぼーです。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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