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カテゴリ:ことのは・つれづれ(おやじのだじゃれ)
「ハイウェイ」について妄想した。
高速道路のことを「ハイウェイ」と呼んでいた時期がある。昭和30年代の後半。 鉄人28号のテーマ曲では 「♪夜のハイウェイにガオ」 ウルトラQのイメージソング「大怪獣の歌」では 「♪叫べ夜のハイウェイ」 東京オリンピックにむけて整備されたハイウェイ(首都高速)は、時代の先端で、注目のまとであったのかもしれない。 しかし、ロボットものや怪物もの歌詞に取り上げられたのは、何か理由があるのだろうか。 怪獣やロボットが大通りをのし歩く際には、リンボーダンスのように横たわる高速道路は、とっても邪魔な存在ではないだろうか。 鉄筋コンクリートの高架橋部分は、かなり頑丈なはず。 リアルを追求するのであれば、いかに怪獣であっても、 マラソンのゴールテープのように押し分けてはリアルで無い。 高速道路の上を怪獣が歩けば荷重オーバーで潰れてしまうだろう。 高速道路を避けるようなコースを歩けば怪獣の沽券にかかわるし、 下をくぐり抜けるのでは、さらに悲しくなってしまう。 やはり、怪獣らしさを演出するには、関取のごとく押し倒すか、空手家の瓦割りデモンストレーションのごとく蹴倒すか、打撃ワザで切り抜けるしかない。(怪獣によっては、シッポを使うことも有効) 東京の道路や河川の上空を、鬱叢と覆うハイウェイに、圧迫感を感じることがある。 「続・3丁目の夕陽」であったか、高速道路ができる前の橋の上のシーンのなんと明るいことか。 ハイウェイを破壊する怪獣に、思わず喝采を送ってしまうかもしれない。 その後、アメリカで言われるハイウェイは幹線という意味がつよく、 「有料道路とか高速道路とか高架道路とかの意味ではない」との指摘があったためかどうか、首都高速をハイウェイと呼ぶことは珍しい。 松任谷由美さんが、「中央フリーウェイ」を歌われたころ、 「ハイウェイで通じるものを、なんでわざわざ、キザな言い回しをするんだろう」と思ったものだが、あれは私の聞き違い 隣の席の娘あての挨拶~♪ (ゴホン) 一般道路の諸規制を逃れた開放感を、「フリー」で表現されたものであろうと妄想していた。 用語的には「フリーウェイ」が正しいといことを説明されるまで、作為的な誤用であると信じていたことを白状します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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