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わたくしめは、このところ、
テレビドラマの「謎解きはディナーのあとで」をよく拝見しておりまする。 全体には、軽い笑いで、気晴らしにはよろしいかと。 ただ、 主役のお二人のヤクづくりには、多少、不満がございます。 お嬢さま役の女優さんは、 感情が昂ぶる場面ではなぜか庶民的な表情をなされる。 数年前にテレビドラマ化されておりました「富豪刑事」の女優さんは、 どのような場面でも不思議キャラを貫かれておりました。 わたくしめとは別世界で暮らされている「ねっ」からのお金持ちとは、 何をされていても、常に「不思議なもの」なのだと、 妙に納得いたしましたものです。 あえて申さば、タカラヅカな女優さんが、気さくな雰囲気を出されようとしておられても、 ふとした表情のなかに、違和感が浮かんでくるようなものではないかと。 で、執事役の俳優さんは、いささかサービス精神が不足されているように、思われます。 執事といえば、ご主人に尽くしてナンボ、サービス魂の塊、のはず。 当然、滑舌明瞭にして、お相手に充分に伝わる話し方が基本ではないかと思われます。 その点では、いささか、気の利かない話し方をされているように思われました。 でも、面白いのです。このドラマ。 前半で、現場と証言をすべて視聴者に見せておいて、 その材料だけを使って、推理を展開するので、 ひょっとすると、観てる人が先に犯人を当てられるかもしれないわでございます。 「数年前の新聞記事には、こう書かれていたはずです。」 とか言って、勝手に証拠を増やすような、ポアロみたいなズルはされないのでございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年03月30日 23時55分11秒
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