場合雨前線と台風の相互作用で、
西日本から中部、北信越で、豪雨災害が発生しています。
これだけの広範囲に、連担して被害が起きてしまうと、
周辺地域からの応援も、ままならないことでしょう。
ここ２日ほどの雲の傾向は、
基本的に東西に長く伸びています。
線状降雨帯ができているようです。
西日本の日本海沿いに居座っているときもあれば、
瀬戸内海に覆いかぶさっているときもありました。
これだけ、降り続けると、
ほとんどすべての河川が、危険を抱え込んでいます。
その中でも、東西に流れる河川の近くの方は、ご注意ください。
線状の雲が、河川の方向と重なると、とてつもない雨水が、
あちこちから流れ込むため、急激に増水することになるようです。
鬼怒川の氾濫のときも、
河川の集水域と、線状にのびた雲が重なっているところが多く、
限界を超えた水量が集まり、災害を生んだようです。
平野部では、浅井けれども広い範囲に被害が及びます。
小高い丘などの、安全な避難場所をご確認ください。
山間部では、倒木などで堰き止められると、鉄砲水が起こります。
丘陵部と平野の境界部分では、伏流水が増水すると、
地上からは見えない場所から、水害が始まります。
河川が危険な状況ですが、
とくに東西方向に延びている河川は危険です。
http://www.jma.go.jp/jp/flood/
