|
カテゴリ:あさ・がおの哲則 「手探りの人生訓」
「オトコは、いくつになっても、初恋の人を忘れない」仮説。
年に数回くらいは、耳にすることば。 「初恋の人」が、遠くはなれている場合には、成立しているように思われる。 だって、遠くにいる人を「嫌いになるようなキッカケ&情報」に触れる機会がないのだから。 「オトコごころ」は不精なので、理由がなければ心変わりもしない。 まさに、フォルダー保存。 逆に、「初恋のひと」が身近にいて、 それなりに年輪を重ねて、「パワフルなおばちゃん」に変化していく場合には、 この仮説は、あてはまらない気がする。 かの人の「おばちゃん武勇伝」を見聞きするたびに、 「昔はカレンだったのになぁ。」と、 帰らざる「在りし日の姿」を懐かしむことになる。 更新しても、元版はのこってゆく。 なので、おやじ同窓会で話題にのぼる「わすれられない初恋の人」とか「永遠の恋人」なんてのは、 最新の情報が補われることで、その何割かは「退治」できるのかもしれない。 あれ、退治は「妖怪」みたいで、不適切な表現かな。 だったら、「夢想・まぼろしが消散する」とか、「夢から覚める」とか、 「現実に引き戻される」とか。 かくいう自分にも、ひとつだけ、「醒めない夢」が憑りついている。 昔のドラマで、 「生き別れとは再婚しても、死に別れとは再婚しちゃダメ」ってなセリフがあったけど、たしかにそうかもね。 さて、安倍ちゃんのことを、常々、きびしく対応する自分が、 「遠くにいる彼を、嫌っているのでは?」と、矛盾を指摘される向きもおられるだろうか。 身近に存在していなくとも、彼に濡れ衣を着せられている気がするからだ。 テレビの画面で、彼が語る「国民のみなさまも、ご理解いただけていると思われます。」って。 自分はそう思っていない、濡れ衣です。 または、その「国民」は、自分を含まない団体です。 遠くはなれていても、彼の「知った風なクチ」には、腹がたつんです。 それは「独善」というらしいのだけど、ちっとも「善」ではなくて、 「独悪?」「毒悪?」なんです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いけねぇ、いけねぇ、 前提が間違っていた。 安倍ちゃん問題は、「遠くにいるから嫌いになれない」という問題ではなかった。 はじめから「好きでもなんでもない」だったので、 正しくは「ずっと、好きになれないでいる。」という状況。 何らかのエポックメイキングがない限り、ずっとこのままね。 「幻想」をまとっているだけ大統領も困るけど、 「気配りの苦手」な総理大臣も、あつかいにくいものよね。 「壱をきいて、十を知る」という人材はいないものかしら。 「一しか訊かれてないのに、適切な回答が探せない」ふうな問答は、 もう、たくさん。 これからの党首討論には、3択の回答用紙を用意しないとダメかしら。 竹下景子(朗読) / 永遠に残したい日本の詩歌大全集 1: 金子みすゞ 詩集 [CD] カルピス 470ml 希釈ボトル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[あさ・がおの哲則 「手探りの人生訓」] カテゴリの最新記事
|