さて、1月に3冊のマンガ単行本を買った。
1)『海街diary』
2)『新仮面ライダーSPIRITS』
3)『銃夢 火星戦記』
なぜか、1)と3)は年末に新刊が発売される。
ふたつとも、かなりの人気のマンガです。
お年玉かな。
お正月にゆっくり読んでほしいと。
寅さんの映画が、毎年のお正月映画だったのと、同じなのかもしれない。
その時期が、のんびりと本屋さんへ寄る人々が多くて、売り上げが伸びるからかもしれない。
そういえば、正月とゴールデンウィークには、大作映画の封切りも集中する。
・・『銃夢』を、長年に渡り映画化を切望してきた巨匠ジェームズ・キャメロン製作・脚本・・・
テレビでCMをチラミしただけで、「えっ、ガリィ?」と気づけたのは、
原作を大切にしている製作側のお手柄。
『20世紀少年』の映画キャスティングでも、似ている人物を探すとこからはじめたって、聴いている。愛着のある登場人物に、人気優先の若手なんかを振られると、いやな気持になる。
この原作シリーズは、1990年前後に、雑誌掲載で第1話を読んでいるので、おいおい、30年のつきあいだよ。
で、『海街diary』へこの流れで進むのはちょっと、やばいかな。
映画化・アニメ化・ラジオドラマ化と、人気作家なので、知らない人のほうが少ないかも。
作者の吉田秋生さんは、高校時代にデビュー作を雑誌で読んでいて、6割方の単行本は読み継いでいる。
『海街』は、第4巻が出た時点から単行本フォローを始める。
なぜフォロー開始が遅れたかというと、帯だけ読んでガッカリしたから。
あの「剣呑」な世界ばかり描きなぐっていた吉田さんが、
「中学生の部活や恋愛を描くのかぁ~」 って。
読み始めるきっかけは、『ラヴァーズ・キッス』とかさなる登場人物がいると、書評に書かれていたから。
「おぉ、やっぱり、剣呑なのかぁ~ 」と。
みごとにハズされて、それでも惹き込まれて、最終巻までたどりつきました。
で、同日に『修羅の刻17巻』と『海街diary』を読んでしまう偶然。
「二つに分かれたのち、合流して一つにもどる川」と
「近くに流れているのに、一度も交わらずに流れる川」と。
ところで、吉田さんの次の作品の主人公が、海街最終話にでてきた「転校生」なのではないかと、
自分には思えてしまうのです。
根拠はなく、ただ感じるだけなのですが。
『YASHA』から『イヴの眠り』へつながるように、
『ラヴァーズ・キッス』から『海街diary』へつながったように、
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