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2019年09月30日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
震災による被害を予見できたかどうか、
について争点となったのは、ちょっと違う気がする。
有効な対策が可能かどうか、というのも、ちょっと。

「大きな津波の可能性」が指摘された時点で、
すぐに調査・検討をはじめたかどうか、の問題じゃないかな。

ハリウッド映画によくあるパターンだ。
変わり者の博士が、なんらかの危機を予言するのに、
責任ある立場の人々は相手にしない。

信じがたい予言に予算を請求するなんてことは、
現場の人々からボトムアップすることは難しいだろう。
無駄かもしれない調査費を、上司が認めるはずがない。
無駄を覚悟の英断を行うのは、上層部の職責だ。

『日本沈没』の総理大臣の名前も、
演じた俳優さんも思い出せないが、
トップダウンで、いちはやく危機の発見につとめていた。

「原発」の暴力を軽くみていたから、
大きな津波の可能性の大小を考えてしまったのだろう。

小名浜の原発が被害を避けられたのだから、
津波をさける方策は持っていたはずだ。
敷地選択の問題だったのかもしれない。

予備電源の喪失が致命傷になったように報道されているが、
予備電源は地下にあったという。
だったら、10Mの津波でなくても、5メートルの津波でも、やられていたんじゃないのかなぁ?
昨今の大型台風の河川決壊くらいでもやばかったのかもしれない。
と、不安になる。

地下に予備電源のある発電所のすべてに、
今頃は「予備の予備電源」が、それなりの高い位置に設置済みののだろうか。
もう、8年にもなるんだから。

で、今回、無罪になったひとたちが、
3.11以降に、「予備の予備電源」の設置を指示または決定していたのかどうか、
そこも気になるのです。
起こしてしまった責任もありますが、
事後処理にあたる責任も重いのですから。





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最終更新日  2019年09月30日 02時52分55秒
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