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カテゴリ:あさ・がおの哲則 「手探りの人生訓」
世界を「美しい」ということはあっても、「かわいい」と言ったひとを知らない。きっとみんな、世界に一目おいているのだろう。 女性にむかって「かわいい」と言ったことはあっても、「美しい」といったことは自分にはない。ただの負けん気である。 「美人って退屈。」というセリフが、マンガのなかにあったけど、さて。 ことヒトに関しては、「かわいい」は外見ばかりでなく「可愛げ」という内面の素直さがあって成立するもので、その内面は本人の気持ちなくしては維持されない。そこには謙虚さがなくてはならない。 夢枕獏さんの本を読んでいて、そんな哲則を考案していた。 あ、面と向かって「美しい」と言ったことはたしかにないが、「かわいい」にしたって一人にしか言ったことがなかったなぁ。 したがって、かの短編の主人公と同様に、「生涯、女性にモテたことがない。」と言い切ってはばかるところがない。 悪夢喰らい【電子書籍】[ 夢枕 獏 ] 高口里純自選名作集(8)トロピカル半次郎 1【電子書籍】[ 高口里純 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月04日 09時01分51秒
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