|
カテゴリ:カテゴリ未分類
嘘つき少年が「オオカミが来た」と叫んで、村びとを困らせる物語は、「噓つきものは信頼を得られない。」というふうに読み解かれてきた。 還暦に手がとどく昨今、未熟な少年よりも、彼をとりまく村びとのほうに注目する必要があるかもしれない、と思うようになった。まず、流れてくる情報が、誠意と真実で発せられたものなら、「大げさ」だと思っても、「無駄かも」と思っても、それに対応する行動をとり続けるのが大人なんだろうなぁ、と。 気象庁の警報・注意報は、空振りに終わることも多々あるが、それでも注意を払うのが大人。途中で投げ出さず、都度都度に準備することを苦にしない精神力をもてるよう、頑張らなければ。 で、嘘つき少年の物語だが、ちょっと終わり方を変えてみたいと思った。 多くの村びとが「いつものいたずら」と思って無視するなか、ひとりだけ「ほっておけないよなぁ」と援けに行く消防団員。彼に救われた嘘つき少年は、心を入れ替えて、次世代の噓つき少年が繰り返す「嘘」を、労をおしまず真に受け続けていく。 なのだけど、週刊誌の「富士山噴火」と「大地震の兆し」にまでつきあうのは自分には無理。 気象庁だけを特別に信頼する、心根のせまいジジィです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年03月04日 00時02分53秒
コメント(0) | コメントを書く |