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縄文石器に３人の人物画　青森、近野遺跡で発見 [ 09月13日 19時59分 ]
共同通信
　青森県埋蔵文化財調査センターは１３日、青森市の近野遺跡で発掘した縄文時代の石器に人物３人を表現したとみられる線刻が描かれていたことが判明したと発表した。
　石器は祭祀（さいし）などに用いたとされる石冠（せっかん）で、同センターによると「石冠から人物画が見つかるのは全国初」という。縄文時代の人物の表現方法などを研究する上で貴重な資料となりそうだ。
　石冠は砂岩でできており、幅７・４センチ、高さ６・１センチ、厚さ４・１センチ。表に幅約１ミリの線刻で家族とみられる男女と子どもの３人が描かれている。男性は怒り肩になるなど男女で肩の形が異なり、手足の指を５本描くなど表現に特徴がある。