ものすごく楽しみにしてたのに・・・脚本にも演出にもおおいに問題あり。個々の役者さんの演技は申し分ないだけに残念。
室井本人の心情を追うことについてはそれなりに成功していると思うが、彼を取り巻く人々の立場とか相互の関係が一見して分かりにくすぎ。警察庁と警視庁とどっちだかわからなくなる。観覧車に乗っていたおっさんは誰?新城の父?
物語の進展についても、それぞれの展開に説得力をまったく欠いている。たとえば、新宿北署の刑事たちが室井のために尽力する理由がわからない。彼らのリーダー格たる工藤刑事(哀川翔)が室井に心を寄せていった過程が全く描かれていないせいだ。灰島の自滅も、それを誘うもっともらしいきっかけがないため、いかにも安直なオチにしかみえない。今までの「踊る」シリーズなら、コメディの一環として笑って許されようが、今回のような終始シリアスな展開では違和感しか残らない(その意味でスリーアミーゴスも浮いていた)。
ただし、ラストでの新城の振る舞いは、筧利夫がキャストのトメであった理由を明らかにした。室井は青島化し、新城は室井化するのであろう。ちゃっかりと、続編への布石は打たれていたのである。
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quackey
B級ネタを中心に、どうでもいいことを薄~く語ります。人様の役には立ちません。自己満足です。
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