|
カテゴリ:中国東北方面旅行とその関連
初の瀋陽観光と我的出生地丹東再訪(06.8.13~19) 中鮮国境「一歩跨」(鴨緑江のやや上流) 万里長城東(北)端「虎山長城」 昨年の丹東訪問は60年ぶり初めての出生地訪問なので行っただけで満足し殆ど観光はしていなかった事と連れて行ってくれた留学生の小何へのお礼も兼ねて瀋陽観光と丹東再訪に出かけたが何と広島空港で肝心の彼女が再入国手続を忘れていた事が判明して止む無く彼女は一旦帰岡し私は瀋陽まで一人旅になってしまった。 大連で昨年同様老師宅で一休みさせて貰ってから夕方大連駅から哈爾濱行き特快軟臥車(特急グリーン寝台車)で彼女の弟の偉老弟が待っている瀋陽に向かったのだが時計を中国時間にする事を忘れていて到着時間が来ても着かないので不安になり車掌に聞いて自分のミスが判り納得した。定刻瀋陽北駅に到着してホームで弟に無事会えて彼の案内でホテルへ直行した。 翌日は先ず高校同期の友人に頼まれていた旧満鉄社宅の場所を領事館で参事官に教えてもらいやっと見付けて表で洗濯をしていた小母さんに断ってから写真を撮っていたら近所から出てきた老婆が猛烈な勢いで何か私に怒鳴ったが全然聞き取れず偉老弟に筆談で教えてもらい彼女が小泉首相の靖国参拝を非難し更に自分の身内がその昔日本人に酷い目に遭ったと怒っている事が判り私は小泉首相の事は兎も角としてその日本人の仕打ちには謝罪をして早々に退散した。 しかしその後はお互いに言葉が不自由だった為会話が不便だった事以外は概ね順調に観光が出来た。清朝発祥の瀋陽故宮、張学良故居、九・一八博物館を順次観て回ったが九・一八博物館の抗日の歴史を見せられてマタマタ理不尽な日本に思いをはせた反面中国人民の強かさを再認識させられた。其れにも関らず今日の一般中国人の我々に対して示す態度の心の広さに感じ入る。 瀋陽故宮への門 瀋陽『九・一八博物館』(満州事変勃発の地) 3日目早朝瀋陽北駅から特快軟座車(特急グリーン車)で丹東に向かったが途中メル友に頼まれていた敗戦当時住んでいたと言う南芬区という所にある丘陵のアパート群の撮影をする為見逃さないように必死に車窓から外を眺めてやっと其れらしき建物を見付け数枚撮ったが間違っていない事を祈った。(帰国後確認した所将にドンぴしゃりだったので大変喜ばれた) こうして昼前に丹東に到着し先ずその夜のホテルを探し丹東駅の3ツ星ホテルに決めて直ぐに我的出生地を昨年の記憶を頼りに捜し出し辺りを歩き回り思いを新たにした。その後地図で見当をつけていた姉が通った小学校も探し出したと思いきや残念ながら間違いだった事が帰国後判った。しかし父が勤めていた朝鮮銀行は見事捜し出せた。中国工商銀行丹東分行として利用されていたので中に入り対応頂いた行員の李鉄男先生に事情を弟が説明したら親切に内部を案内してくれた。 その夜待っていた小何が私の指示によって乗り合いタクシーで8時頃到着し私は愁眉を開き早速3人で丹東料理の夕食を食べに行った。翌朝錦州に帰る弟をバスの駅に送ってから又昨日の銀行に行きあの親切な李先生に会ってもう1度彼女の通訳で詳しく聞く事が出来た。それから再び小何と我的出生地辺りを徘徊し写真を撮った。しかし帰国後地図で再確認した所我的出生地は少し位置が違っていたようだ。 午後彼女の妹が手配して呉れていたガイドの車で錦江山公園を散策後虎山長城と一歩跨観光に向かったが僅か30分で着いた。明朝時代に建造され虎山長城は長城の東端で近年修復され市内から近い事もあって観光客がいて賑わっていた。 次いで近くの一歩跨は国境の川がたった20mほどしか幅がないのには驚いた。小川は鴨緑江の分流で対岸は川中島だそうだ。丁度小船で対岸に渡り何か渡している人が居たが北鮮の監視兵は何故か黙って見ていた。私はその様子を人の影から盗み撮り?をしたが一寸スリルがあった。 この後市内に帰り昨年お世話になったお礼に両邵家を訪ねてからバスで寛甸へ向かった。寛甸には夕方着き小何が決めた街一番だと言う三星ホテルにチェックイン後二人で夜店を見て回り共に土産を幾つか買った。 翌早朝この日のために彼女の妹が手配してくれていた別の友達が運転する車で青山溝観光に向かった。青山溝は寛甸にある景勝地の深山渓谷で川あり滝あり湖ありのなかなかの景勝だったが丹東市街からも一寸遠い為だろうか観光客は少なかった。 青山溝満族風情園 青山溝の滝 夕方今回も彼女の生家にお邪魔したが昨年無かったお風呂(自家製のソーラーシステム?のシャワー)が出来ていて早速入浴したがお湯がぬるく風邪を引き直したようだ。 翌日の朝早く友達を訪ねる小何と寛甸で分かれて私は一人で丹東に向かい待っていてくれた両夫妻をお礼の昼食に招待した後大連にバスで向かった。大連には予定道理到着して姜老師宅へ伺い一泊お世話になって翌日無事帰国した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月20日 18時34分12秒
コメント(0) | コメントを書く |