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テーマ:お勧めの本(7406)
カテゴリ:読書記録
久しぶりにこんなに興奮した状態で本を読み終えました。 最後の追い込みがすごい。 残りのページ数から、ああ、こうなるんだろうな~と予想つけていた通りに話が進む。 からの、怒涛の展開。 残り数ページでここまでひっくり返すのかと。 そして、最後の4行! くぅ~~~~~っ 全体的に好み。 キャラも舞台設定も話のテンポも文章も。 好きなわけだよ、須賀しのぶさんだもの。 中高生のころむさぼるように読みました。 有名どころはキル・ゾーンでしょうか? 私は天翔けるバカ推しです! 文字を読んでいるのに、まるで隣でピアノを、ヴァイオリンを弾かれているような気分。 ドレスデンの暗い街並みが目の裏に浮かぶ文章はさすがとしか。 キャラもいい。 ヴェンツェルはもちろん、柊史も、そしてイェンツも。 李まで、みんないい。 特にヴェンツェルの、ヴァイオリニストのくせに、ピアニストを押しのけてピアノに座り完璧に弾き上げた挙句「こうやるんだよ。なんでできない?」って真顔で言うところが好き。 そしてこれがその後のヴェンツェルの決断の伏線になってるってのもももう。脱帽。戦慄。 そしてやっぱり私は少し哀しい人が好みのようです。 静謐な空気にしみいる哀しみに色気を感じます。 須賀さんの文章もキャラも滴り落ちる色気がすごい。酔う。 このまま須賀色に染まってしまいたいので、そっこうで図書館で予約しました。 これらもすごくいいらしい。 あとは、まあ、あれですよね、勝手にBL臭を香って楽しんでます。 このくらいがいい。 もう少し進んでもいいけど。 ギリギリの境界線の上を、まるで平均台を上を歩くように進む話が好きです。 ああ、新年早々いい読書をしました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 24, 2017 12:39:02 AM
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