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カテゴリ:ダンナと共存
うちのダンナが、後輩を叱って、頭を三回はたいた。 土下座して謝って、こんかい!!と先週、私が説教して、その後の話。 「これを書けって渡されたよ!!」 「上司が奥さんにみせるなって言ってたけど、一応見せとくわ。」 「文章考えて。。。(←ダンナ作文苦手。。)」 「始末書?!!」 「これかけば、いいって言われた」 「文例がかなりヘビーなんだけど・・・」 ・今回、本件に関して会社が決定する処罰に対しましては、 異議申し立てすることなく、従います。 ・今後は、このようなことを二度と起こすことの無い様、 固くお約束いたします。又、万が一にも、同様の問題を再度 起こした場合には、いかなる厳重な処罰を受けても異議はございません。 始末書で、ここまで書くっけ?? プライドすてて、土下座して謝って、顛末書で済むように、 悪あがきしてきたら・・?? 同僚は後輩をなぐって、顛末書だったのに、ダンナは、 始末書だったそうで・・・。 謝るのが下手なんですね。 わたしゃ、腰が痛くて仕方ないのに、土日の夜は、 ダンナに2時間説教。 「あんたが、言えないのなら私が、会社に電話するし、行くわ」 「それだはカンベンしてくれ・・・」 「じゃあ、土下座してこんかい!!」 まず、「謝ったモノ勝ち」だと考えよう。どっちが正しいとかスジが通ってるとかで他人と衝突しても仕方が無い、ということを心に留めておこう。もちろん仕事上の衝突は避けられないけれど、自分のちっぽけなプライドを満足させるためだけにぶつかるのは止めておこう。そんなとこでとんがっても疲れるだけ。むしろ、ヒートアップしてやりこめたりやっつけたりしている「時間」と「エネルギー」が勿体無い。エネルギーは「感情」「労力」「アタマ」と読み替えてもいい。どれも有限でしょ。 次に、「感情を込める」ことを心がけよう。「どうもすみません」「申し訳ありませんでした」と口で言うのはたやすい(し、口だけで言っている人多し)。ホンキで済まないと思う感情は、「私の○○が原因で、△△な結果を招いてしまい、済まない」という言葉につながる。○○を正すのか、△△の結果を償うのかは臨機応変に。「済まない気持ち」を次へどっちへつなげるか、自分で伏線を張っておく。 謝罪は先手必勝。怒気を削ぐ意味でも、まずいと思ったら謝ってしまえ。ただし、謝罪した後どうなるか(責任問題や賠償問題)が分からない場合は、まずいところ「だけ」を強調して、精神論で謝罪する。例えば「もうちょっと気をつけていれば」とか「いたらないばかりに...」など、言い方は悪いがどうとでもとれる言葉で「すまなさ」を表現する。スピードが大事よ。 Noを使わない。映画「交渉人」(原題は"THE NEGOTIATOR")のワンシーンに「Noという言葉を使うな」とあるが、謝罪の時も有効なり。ネガティブな言葉はネガティブな感情を呼び起こす。「できません」は使うな、ということやね。さはさりながら、相手が付け入って、ムリな要求を押し付けてきたらどうする? 難しいよね。でも、ただはねのけるのではなく、謝罪の理由(○○が悪いと思っている)を繰り返し、正すところ(○○を直す、△△を償う)を強調しよう。しつこい場合は、「持ち帰り検討」も可。ビジネスの場で「検討します」は「やります」と同義。しかし謝罪の際は「検討した結果、○○させていただきます」とあらためて謝意とともに伝えればよい。時間を措けば最初の怒りも冷めてるだろうし。 「陰謝り」という裏ワザ。「陰褒め」という言葉がある。本人の知らないところで褒めておくと、まわりまわって「○○がアンタのこと誉めてたよ」と必ず耳に届く。本人は直接ほめられるよりも何倍も嬉しいだろう。このワザは謝るときにも使える。以下 当人が目の前で心をこめて謝っていても、すでに迷惑をこうむっている事実があるため、どうしても不信感や疑念が先に立ってしまう。そんなとき、本人でない誰かから「彼、『本当に申し訳ないことをした』と頭を抱えていましたよ」などとささやかれれば、相手は「なるほど、本心から謝っているわけだな」と納得できるし、「そろそろ許してやるか」、こんな寛大な気持ちにもなってくれるはず。 最後は「ありがとうございます」で締める。「謝る」という行為は、相手の許しを請い、許してもらうことを前提とする。だから最終的に許してもらった場合は、「ありがとうございます」をつけること(←忘れる人が多いし、そのためさらに怒りを買う人も多し)。よしんば許しを得られなかったとしても、「自分の過ちを気づかせてくれて、ありがとう」という気持ちを伝えること。「ありがとうございます」は魔法の言葉。誰も反論できない言葉であることをお忘れなく。 おまけ。下手な謝り方は、こんな特徴がある。
これは一般論のフリをした自己反省文。 ゴメンで済むなら警察は要らないが、謝って済む話はさっさと謝ってしまおう。謝罪の「謝」は、感謝の謝でもある。「自分の誤ちに気づかせてくれ、謝るという行為を導いてもらい、感謝してます」ぐらいの心意気で。「ごめんなさい、でもこんな悪いところが分かって、ありがたく思ってます」ぐらいの殊勝さなら、きっと相手も許してくれるはず... 相手が思わず許す! 上手な謝り方 (文庫) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 29, 2007 11:14:28 AM
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