ダンナの始末書を書く、手伝い中。。
図書館に行ったり、インターネットで調べて始末書たるものの
位置づけや書式・その目的を調べていた。
やっぱり、ダンナの会社の始末書の文例はヘビーです。
・問題の事実関係・経緯の記載
・問題発生の原因・理由の説明
・自身の今回の問題・事態に対する謝罪
(今現在、どう受け止めているのか)
・会社が決定する処罰受け入れの意思表明
・今後の再発防止への意思表明と、
万一再発した場合の処罰受け入れ
始末してやりたいけど、ちょっと待ってやるバージョンの始末書ですね。
奥さんに見せない方がいいよってこの書類を渡すダンナの上司。
この書式だったら。自己の都合による事件であって、
わしら関係ないし・・・。
●始末書/顛末書
自分の失敗で何らかの損害を生ぜしめた場合には、上司および関係先にその一部始終を報告し、謝罪しなければなりません。その目的のもとに、始末書と顛末書が存在します。ちなみに始末書と顛末書はどちらも自分の失敗を報告するための文書なのですが、始末書が丁重な謝罪文が主体で記書きも丁寧文であるのに対し、顛末書は謝罪の気持ちではなく、ひたすら事実関係を報告するためのものです。始末書が重大な過失、顛末書がそれほどでもない失敗、こう覚えておくのもいいでしょう。
1. まず事実関係をしっかり調査
あまり前のことになると思い出せないかもしれませんが、それでもできる限り、事実関係は正確に、かつ詳細でなければなりません。明らかにするべきなのは原因、経緯、結果、(あれば)損害額などです。内容が過失である場合はその経緯が重要になりますし、一方、内容が不祥事であるならばその動機(原因)が何より重要になるはずです。
2. 文体の選択が重要
始末書と顛末書で異なるのは、お詫びの有無だけではなく、文体の丁寧さもそのひとつです。基本的に始末書は許しを請うために書くのですから、文体は全体を通して丁寧語です。しかし、顛末書は事実をありのままに報告するためにあるのですから、本文部分は「です・ます」調でも、記書きの部分は「である」調でもかまわないのです。この区別をきちんと把握しましょう。
3. 始末書は手書きで、顛末書はワープロで
これも始末書と顛末書の性格の違いについてなのですが、始末書をワープロで書くのはあまり感心しません(社内規定で決まっていれば話は別ですが)。ペンで書いて提出されたほうが、真心がこもっていると思ってもらえるものです。こういう場面で、字がきれいな人は得をしますね。字が汚いと自覚している人は、今のうちに直しておいたほうがいいですよ。
それに対して、顛末書はワープロで書いてしまっても大丈夫です。これは「詫び状」ではなく、報告書としての性格を持っているのですから、手書きにする理由も手間もありません。
4. 始末書/顛末書の流れ
自分が犯してしまった失敗を隠さずに述べるのが始末書/顛末書ですが、これにも決まった文章の流れがあります。
まず最初に、起こったことの概要と経過を書きます。これを最初に持ってこないと、何を言わんとしているのかが伝わりません。その次に来るのが「原因究明」です。原因がわからず、ただの不注意だったときでも、「私の不注意により」と書くだけでもいいのです。そして原因を述べた後に「対策」を考えます。もう二度と同じミスを起こさないという誓いの表明でもあります。もし不注意で起こしてしまったことであっても、不注意に陥らせる何事かがあったはずなのです。ただしその対策も、継続して実行していかなくては意味がありません。ですので、立てる対策は自分なりに継続していけそうなものにとどめるべきです。
最後に「詫び」を入れます(始末書のみ)。みずからの進退にかかわる重大なことになる可能性もありますが、謝るべきときには謝っておきましょう。ただ、何度も言うようですが、謝ることは誰にでもできます。今後、どのような対策のもとで再発防止に努めていくか、これが大事ですね。
妻、ぎっくり腰で、ぎゃーぎゃーいいながら、
歩いております。(病院でぎっくり腰と判明。。)
余計な負荷はかけないで欲しいと切望しております。
参考図書・・
だれにも聞けない詫び状・始末書実例集