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カテゴリ:事件!
2月3日
生後8ヶ月14日 ついにこの日がやって来てしまった。 病院に行くのだ。 しかもなぜか妹と一緒に。 というわけで、旦那が午前中遅刻して夏海の面倒を見てくれることになっている。 そんな大層なシフトを組んでどこの病院に行くのか? なんと、肛門科である。 最低。 10日くらい前、急に肛門(何度も書かなくてはならないので以後“K”とさせてください、、、)の調子が悪くなり、妹にその事をネタとして話していた。 どうでもいいけど、妊娠するまでKで病院にかかったことはない。 妊娠中一度薬をもらったがその後良くなっていたのに最近また再発。 その場では、そうなんだぁ、と笑って聞いていた妹だったがその日の夜にメールが来た。 題名は“K姉妹”。 「近々病院に行くことがあったら誘ってください。」 なんや、そうだったんだ。。。。 ということで、妹と一緒に行くというのが唯一の明るい話題。 そんな診療科目で病院に世話になるのは全く持って暗い話題だったが、せめていいお医者さんにかかってさっさと治してもらおうと「患者が決めるいい病院」というようなランキング本を調べた。 そこで好ランキングだった恵比寿のとっても綺麗なお医者さんをセレクトし、旦那に理由を話して夏海の面倒を見てもらえるようにお願いした。 旦那ははっきり言ってクスクス笑っていたが、忙しい中仕事を調整してくれた。 ということで、今日も朝から目がまわりそうな勢いで段取りして働き、無事8時半には離乳食も作り終わって自分の身支度も済ませて家を出る。 旦那に離乳食を食べさせてもらっている夏海に「いってくるね」と挨拶した時には、ちょっとした緊張で気もそぞろだった。 妹と一緒に家を出て本当に久しぶりに電車で恵比寿に向かった。 そしたら驚いたことに、久しぶりの妹と二人の外出&久しぶりの電車、ということでなんだかルンルンの自分がいる。妹にしてみれば、「何朝からハッスルしてるのこの人。Kなのに。。。」という感じだったらしい。 病院はうわさにたがわずものすごく綺麗だった。 受付の人もものすごく丁寧、親切で、対応もすばやい。 詳しい問診票を記入の上、あっという間に診察室に呼ばれた。 妹も私も診察時間10分。 しかし内容は雲泥の差である。 妹は症状を丁寧に説明され、「なが~~いおつきあいですね。。。」などと慰められ、薬を処方されただけ。 一方私は診察ですぐに「あぁ、これね。血まめが出来ちゃってるだけです。すぐとっちゃえば治っちゃいますので。」といわれたかと思うと、あれよあれよという間にいったーーい麻酔を打たれてその血まめとやらを切除されてしまった。たった10分で。 でも、領収書には「手術料」なんて明細があったのだから、一応手術? 今日来る前にこの病院のホームページをくまなく読み、「当日いきなり手術なんてのもあるらしいよ。どうしよー。怖いよねぇ。」と言っていた妹を尻目に、自分だけはそんなことにはならない、と根拠のない確信をしていた私はショックで呆然としていた。 思えば出産の時も、「陣痛は普通13、4時間はかかるみたいだけど、私は5、6時間で終わるだろう」などと勝手に自分だけは苦しみから免除されるに違いないという確信をするのは私の悪い癖のようだ。しかも何度やっても治らない。 そのままスターバックスに寄って、渋谷のヨガに行くという妹と電車のホームで別れて家に戻る。 電車の中で旦那に「聞いて~!」とメールを打ったら、なんとメールを打ち終わって30秒位したところで何となく気分が悪くなり、あっという間に手足がしびれ、更にはめまいがして気が遠くなり、何とか次の駅まで持ちこたえたが駅のホームでしゃがみこんでしばらく起き上がれなくなってしまった。 後から考えるとまともに朝ごはんも食べないうちに麻酔を打たれたからに違いないと思うのだが、その時は気がつかず自分の体調の変化にものすごい恐怖を感じながら「どうして??」と繰り返し思っていた。 幸いなことに15分くらいうずくまっていたら少しずつ意識がはっきりしてきて手足のしびれもましになったのでなんとか立ち上がってタクシーで家まで帰る。 家に帰る頃にはいろんなことが重なってすっかりショック状態で何もかもやる気がなくなっていたのだが、しばらく旦那に愚痴をこぼし、夏海に愚痴をこぼし、夏海の満面の笑みで慰められるうちにやっと平常心に戻ることが出来た。 昼過ぎに妹が私の様子を心配して手料理持参でうちを訪れてくれた。 妹が持ってきてくれた鳥と野菜のスープ、ほうれん草の胡麻和え、そして私が即席で作ったセロリの葉とベーコンの炒め物で昼食となった。 夏海用にフルーツを一口大にカットして器に入れ、夏海ちゃんも一緒に座って皆で食卓を囲んだ。 なんだか平和で楽しい食卓だった。 私は夏海と妹の向かいに陣取って、夏海が食べている様子を観察しながら妹と今日の朝の出来事をべらべらおしゃべり。 夏海にスープに入っていた鳥を小さくしてあげたらものすごく気に入って、次から次へとひっつかんで口に入れていた。 よく考えたら、もう私が面倒見なくても自分で楽しくお食事しちゃうんだから、この子ってば大したもんだぁ、と思った。 更に、すごい食べっぷりなので、もう3回食にしても食べちゃうだろうなぁとも。 でもあと半月ほど、母の心の準備期間として基本的には2回食にしてもらおうと思っていますが。 でも大人がちゃんと昼食を食べる時はこうやって一緒に食べようと思った。 その後またしても妹に付き合ってもらって皆で商店街に繰り出した。 というのも、本当は今日ベビースイミングに行く予定だった。 ところが私のKの処置により、私は2日くらいお風呂にも入れないのだとか。 泣きっ面に蜂である。 今月こそはちゃんと4回消化しようと意気込んでいたのに。 今週は土曜日に旦那に行ってもらうしかない。 ものすごい風が冷たかったがいい天気で、夏海ちゃんもお散歩を楽しんだようだった。 ただ寒すぎたのかほっぺたの赤いのが悪化していた。かわいそうに。 夏海ちゃんは今日何となく絶好調ではない感じだった。 私のストレスがなっちゃんにも伝わってしまったのかもしれない。 それでもまた今日も一日本当にくるくる良く動く。 今日は私がリビングにいても台所や洗面所まで遠征して調べものをしていらっしゃった。 伝い歩きが上達して、今日は片手で横の壁をちょっと触りながら、かに歩きではなく前歩きでトコトコ歩いていた。 「なっちゃん!それもう一人で歩いてるよ!」と私が言うと、付き合い笑いのような感じで意味ありげに「へへ!」と笑うがすぐにまた自分の作業に没頭する。 この付き合い笑い、今日妹が昼食の時に「ねぇぇ!!」と話しかけると同じように「へへ」と応えていた。 文章では書きにくいけど、そのニュアンスがなんだか赤ちゃんぽくないねと妹と笑った。 夕方になって「今日は節分だ!」と思い出して、豆を出してきて 「鬼は外~!!福はうち~!」と夏海を抱っこしたまま豆をまく。 外にまいたのも、うちにまいたのもぶんたろうが忙しくいったりきたりしながら食べまくる。 なっちゃんには、ぶんちゃんの豆くい大会として認識されたかもしれない。 「年の数だけ食べるんだよ~。なっちゃんはぁ。あれ?なっちゃん0歳だからなしなのかな。」などと私が言っているうちに夏海は私の手から豆をとっては口に放り込んでいた。 といっても次から次へと口からこぼれていたが。 それでも2、3個は食べちゃった。 夜久しぶりにCATSを観た。 最近は“お母さんと一緒”を見ることが多いので、CATSはたまにしか見なくなった。 でも、CATSを観るときの彼女の顔はぐっと大人っぽくて、“お母さんと一緒”のお気に入りの歌がかかったときの無邪気な赤ちゃんと同じ夏海とは思えないくらい。 今日はグリザベラ(メモリーを歌う年老いた売春婦)のシーンもじっと見入っていた。 本物のCATSも一週間後に迫っている。 昔チケットをとったときは「えぇ?こんな先なんだ。」と思ったものだがあっという間だったなぁ。 来週はプリスクールも始まるし、本物CATSもあるしでイベント目白押しである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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