平和な日曜日
10月31日(日)生後5ヶ月11日昨日の夜中になってジャパンサルサコングレス(昨日の日記参照)の余韻が襲ってきてしまった。最近夏海は寝ている間の運動量が激しく、ベッドの隅っこに移動して壁に頭をぶつけたり、枕に向かってひたすら突き進んでいるうちに起きてしまったり、とにかくよく起きる。昨日も何度か起きてしまった夏海ちゃんにおっぱいをあげているうちに私の方の目が冴えてしまった。そうすると急に昨日のサルサのパフォーマンスがリアルによみがえって来た。夏海に気を取られて楽しむどころじゃなかった私だが、まさか夜中にそのパフォーマンスを思い出しては夏海を起こさないように笑いをこらえることになろうとは(妹の生徒、WASABIによるパフォーマンスはコミカルでとっても面白かった)。他にも、LA BOMBAという、私が昔所属していたチームのパフォーマンスも思い出して、忘れもしない1999年のプエルトリコのコングレスに出た時のことまで思い出したりしていた。その時は妹もOLで、私たちはチームメイトだった。妹はダンサーとしても華があって安定感があり素晴らしいと思うのだけど(自画自賛ならぬ自妹自賛?)、最近ではマルチな演出家、振付家としての才能が際立っているなぁ、、、などと考えているうちに空が明るくなってきていた。思えば、ジャパンサルサコングレスはサルサを辞めてしまった後も、私にとって年に一回のとっても楽しみなイベントだった。毎年妹の勇姿を見に必ず足を運んでいた。そんな楽しみなイベントだったが、昨日は余裕がなくてゆっくり楽しめなかったからこんな夜中に楽しむことになってしまったようだ。朝いつものように起きて用事を済ませる合間にメールをチェックしたら、昨日の私の日記を読んだ母から早速メールが入っていた。超超要約すると、、、、ご苦労様でした、夏海ちゃんにはまだちょっと早い人生経験だったかもしれないけれど、きっと彼女のことだから今頃昨日のことを消化しはじめているでしょう。今日は彼女も疲れているだろうからゆっくりして。あなたも段取りでさぞ疲れていることだろうから休んで。と、こんな感じのことが書かれていた。実は今日、フィレンツェ展を見に家族で上野の東京都美術館に行く予定だった。夏海ちゃんは至って元気そうだし、あまり心配してはいなかったのだけど、母からのメールの最後に書き添えられていた「あなたも疲れてるだろうから」というのを読んで振り返ってみた。確かに、、、、、ちょっと疲れてる。そして気がついた。そっか、夏海ちゃんが疲れていなくても、私が疲れているという理由で予定を変更してもいいんだ。。。。そういえば、ドーマン氏の本にもいつも書かれている“プログラムは、赤ちゃんもお母さんも調子がいい時、疲れていない時に実行してください。”夏海が産まれてから、自分の体調がどうだから、、、ということを考えるのを忘れてしまっていたようだ。いつも夏海のことばかり考えていた。そんなことに気がついて少し自分にあきれてしまった。旦那に、今日は天気も今一だし、私が少し疲れているから美術館は延期にして欲しい、と話す。旦那はすぐに、「そうだよ。あーちんが疲れてるかどうか、というのが一番心配。」と言ってくれた。いつもそうなのだが近視眼的になって物事があまり見えていないのは私だけ。というわけ。もう少し余裕を持ってやっていきたいものだ。ということで今日はのんびり過ごすことにした。私は昨日の夜からWASABIづいているため、妹から最近もらったWASABIのTシャツを着て一日過ごした。これまた馬鹿馬鹿しいTシャツで、バックプリントには「No Salsa, No Life - サルサなくして生きる意味なし」と書いてある。私は全くサルサなくても生きていけるんだけどね。このTシャツ。妹がジャパンサルサコングレスの直前に”Ryoko&Ryu”のタグまで手縫いでつけてプレゼントしてくれたもの。今の私には家着としてしか活躍させてあげられなくて申し訳ない(外出しないから外出着が必要ない?)。夏海ちゃんがお昼寝をしている間、洗濯物を干していると旦那がベランダで何やらやっている。洗濯物を干すついでに見てみると植木の面倒を見ていた。そういえば、、と思い出して「ねぇ、シソのさ」と言いかけると「あぁ、間引きした方がいいか。」と旦那。私「それもそうだね。あと、シソの土が少なくない?」旦那「そうそう。三つ葉も少ない」と、とてものんびりした会話。ふと、何十年後かに「じいさんや」「ばあさんや」と呼び合って、朝から晩までそうやって植木の面倒を見たり、今日の御飯は何にしたらいいか、というのんびりした会話をしている自分たちの姿が想像できなくもないな、と初めて思った。私もついにそんな年、ということか。そして、「きっとそんな生活をするようになったら、喧嘩の種もなくて平和なんだろうなー。だって、今喧嘩するのは決まって夏海が絡んでるもんな。夏海がいなかったら家事だって適当でいいし、全部適当でいいんだから平和なもんだよ。」などと1人で物思いにふけっていて、ふと「ん??どっかで聞いたような。」しばらく考えて気がついた。私たちが小さかった時、母が全くおんなじことを言ってた。でも今の両親を見るに、まぁ少なく見積もっても週1回は喧嘩をしているようだ。だから、夫婦というのはいつでもそれなりに喧嘩のネタをみつけるらしい。午後になって空も少し明るくなってきたので、ずっと鳥のかごになっているぶんたろうのためにもとちょっと遠い方の商店街まで家族で出掛けた。久しぶりに外に出られて大喜びのぶんたろう。そして、ベビーカーに乗ってマイペースに手足をバタバタさせてみたり、ニコニコしてみたりの夏海ちゃん。今日はRikimaruさんに頂いたお洋服。これまたかわいい。とても平和な一日。夏海ちゃんは今日もご機嫌で、私や旦那にちゅーちゅーされるたびに、「あはは」「あはは」とゲラ笑いをしていた。高ばいもすっかりさまになってきて、何歩か進むようになってきた。実はここ最近、あまりに頻繁に“力持ち”の遊び(私の親指に夏海がつかまって宙に浮く)をやりすぎて、私の親指に全く力が入らなくなっていた。4日ほど“力持ち”をやらなかったら少し復活したので久しぶりにやった。夏海ちゃんは本当に力持ちで、私の親指につかまって完全にぶら下がり、私が少し揺らしてあげると前後に激しくブランブランと揺れる。それを見た旦那は「す、、、すごいね。。。」と少し驚愕した様子だった。