ゆらりある

同志へ

随分長いこと闘ってきた
時に私の防波堤となって守ってくれた
ﾎﾞﾛﾎﾞﾛになって
それでも尚
背負い続けて
背中の荷物は誰にも見えなくて
一番近しい存在にすら『落伍者』のﾚｯﾃﾙを貼られ
やっとの思いでたどり着いた｢避難所｣でも
やっぱりﾚｯﾃﾙは貼られてしまう
いつの間にか自分で自分をﾚｯﾃﾙだらけにして
身動きがとれないんだろうな
あなたは今
暗闇を彷徨っているんだろうな
もういいよ
十分すぎるくらいだよ
どうか少しずつでいいから
麻痺した感覚
幼い頃に封印した感性を
自分の手に取り戻して
それはあなた自身にしかできないことだ
私はあなたには会えない
会えばきっと私があなたを背負ってしまう
かつてそうだったように
今は会えない
私は私自身と向き合って
私の道を歩むよ
その姿が
暗闇の中で輝く灯台の光のように
あなたの心で一筋の希望となってくれたら…
共に闘ってきた同志へ
私はあなたにまなざしを送り続けます
精一杯の
なんの条件もない
ただあるがままのあなたへ
私は
送り続けます
私のｺｱに焦点を当てて
そこから思いっきり溢れてくる
大きな大きなまなざしを送ります
もう大丈夫
ゆっくりでいい
元の本来のあなたにもどっていこう
心の中で
見守っています