SIESTA
今日は朝から蒸し暑くてたまりません。節電のためにエアコンをつけずにいるのできついです。でも、人間には順応力があるから、徐々に暑くなっていけばそれなりに耐えられるものですね。昼食後から夕方にかけての時間に、暑くてボーッとしているより、昼寝をするのもいいかもしれません。仕事をされている方は無理でしょうが、休みの日だけでも。昼寝のことをイタリア語でSIESTAと言いますが、ボビー・ソロの歌に"SIESTA"「昼の夢」というのがあります。「太陽が、突き刺さるように家々に照りつけると、人は皆、目を閉じ、よろい戸を閉める。SIESTAの時間は、僕にとっては楽しい時間で、寝ずに散歩に出かけるんだ。広場は真夜中のようで、僕たちは口づけを交わす...」この情景が想像できますね。昔イタリアに住んでいた頃は、午後の強い日差しを避けるために、よろい戸を閉めて薄暗い部屋の中でゆっくり過ごす人が多かったです。ほとんどの商店が午後1時から夕方4時か5時まで閉まっていました。サマー・タイムで午後8時9時ぐらいまで結構明るいですから、少し涼しくなる夕方から出かける方がいいのです。現在のイタリアでは、昼間開けている店も多くなってきたようです。でも、地方の小さな町へ行くと、今も昔と変りない時間の流れが続いているのでしょう。