La versione di Fiorella 11/18
昨日のRAI TREの"La versione di Fiorella"の冒頭で、精神科医のフランコ・バザーリアについての話が始まります。1924年生まれのバザーリアは、1961年11月16日にゴリーツィアの精神病院の院長として働くことになりました。500名もの患者の現状を見て、彼らの人間として尊厳をとり戻すべく奮闘します。そして、1978年に通称バザーリア法と呼ばれる法律が公布され、世界で初めて精神病院が廃止されました。という話の後に、2007年のサンレモ音楽祭優勝曲"Ti regalero' una rosa"をシモーネ・クリスティッキとフィオレッラ・マンノイアが歌います。歌の内容は、子供の頃から40年も精神病院に入っていたアントニオが、同じく暫くの間入っていたマルゲリータに恋をし、20年待ち続けた彼女への手紙を残して...自殺するという話です。シモーネ・クリスティッキが、ある精神病院の看護婦さんから、「毎日彼女の机の上に一本の紅いバラが置かれていて、最初は同僚の看護師が置いているのかと思っていたら、実は入院している患者さんが置いていた。」という話を聴いてこの曲が生まれたそうです。La versione di Fiorella 11/18