【乗車記録034】西武001系ちちぶ(池袋→西武秩父)
↑丸い。都内の主要ターミナルによくあるのはOIOI。池袋、新宿渋谷と並ぶ東京副都心の一つである大都会………というと聞こえが良いと思う。簡単にいってしまうと東京にあるさいたま副都心が池袋だ。俺世代だと韓流で有名な大久保近めでサンシャインだったりもあり微妙に女性ヲタクとかヲタカップル系とそこそこ不良が多い感じの街イメージだった。が、百合子の力で変貌した新宿や完全に保守的なオフィス街と化した渋谷に比べると、昨今の池袋は二副都心に比べて一般層向けな町になっている気もしなくはない。まぁおっさんだから殆ど行かないんだけどね。勿論池袋にだって俺はJRの発車メロディがビックカメラになったのを今回知ったくらい全く来てなかった。あぁ俺も無気力中年になってしまったんだなぁとしみじみ感じる。通学や通勤の経路に入ってるかどうかが個人個人の馴染みの有無を左右するかも知れない。そんな池袋には私鉄だと東武鉄道と西武池袋線が走っている。↑池袋にはかつてファミマの本社があった。また西武鉄道はファミマの親会社である伊藤忠との結びつきが強い(詳しくは自分で調べて)。そうした関係から駅ナカ売店はファミマ系統になっている。実質ファミマの本拠地から西武秩父までを今回は西武鉄道の特急ちちぶを使って向かうことに。所沢から乗る方が安くはなるがJRの定期の関係で池袋から乗っても極端な差がないのでフル区間で乗ることにした。乗車券特急券合わせても片道1700円と特急としては安い。堤一族の逸話に反して、西武は基本的にダイヤと電車運行には真摯な部分がある。何より池袋線は軒並みよくわからない場所走りまくってる西武路線の中では最も需要があるエリアだから、新宿線に比べると新車が多い。↑銀色ボディ。通称ラビュー。↑五周年らしい。なぜムーミンと思ったが、飯能の方にテーマパークがあるらしい。この001系も最たる例だ。なんちゃって新宿に停まる小江戸と異なり、池袋で主要路線と一応接続できるため直ぐに西武本社のある所沢まで直行するのが特急ちちぶ。最新鋭の車両の為、小江戸に比べると乗り心地は雲泥の差。↑諸事情からデフォルトでテーブルが二つ使用可能。コンセントも1座席に一つあり、フリーWi-Fiもある。窓枠がかなり大きく、景観を一望しやすい仕様にはなっている。最も所沢までは高架そこそこな23区外の沿線風景が続くため、真価を発揮するのは所沢を越えた辺りからだと思う。反面これまで新宿線池袋線共に特急を10000系で通していた頃と異なり、完全に秩父方面向けの特急として製造された感が強くなっている。↑進行方向が変わることを電子表示でも念入りに教えてくれる。飯能で進行方向が変わるスイッチバックみたいな特徴がある。西武秩父まで直通する電車は池袋線では特急を除くと一部に留まり、直通するちちぶでは飯能で座席の回転に関してアナウンスが出てくる。とはいっても座席回転するかしないかは任意。乗車率がまちまちの為、回転させないまま乗っていた人も多かった。小江戸より新型のため、座席の回転も非常に簡単。↑時系列めちゃくちゃだが、申し訳程度に前面景色を拝める。特急ちちぶもといラビュー最大の特徴はパノラマ展望が申し訳程度に出来る点だ。おそらく関東で最も手軽にパノラマ展望出来る車両だと思う。ただ座席割と窓枠の関係で一番前面が見えるのは先頭車右側二列シートの通路側のみ。飯能から進行方向が変わるため、西武秩父行きの場合で飯能までの前面展望なら1号車の右最前列通路側、飯能からの前面展望なら8号車右側最前列窓側を取る必要がある。↑中間車と一号車にのみ洗い場がある。8号車を取ると微妙に遠い。ぶっちゃけラビューのパノラマ展望はオマケに等しく、西武秩父行きで8号車右側を取ると入間基地や車両基地などの見所を軒並み見れなくなるので一長一短。通常の窓枠でも十分広く展望しやすいし、トイレや手洗い場の位置も号車によってかなり勝手が変わるので、中間車の窓側辺りに乗る方が良いかもしれない。↑西武秩父駅前にはスーパー銭湯と大型の土産物屋飲食フードコートがある。ハイキングや登山とかだと西武の方が便利。コスパと快適さが程良く、乗車時間も長くないためGWや三連休などは当日購入出来ないパターンが多い。事前にSmooz等のネット予約を使うのが無難だろう。