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テーマ:鉄道(23042)
カテゴリ:乗り鉄
↑多分一番銀河鉄道999っぽいSL(モデル違うが)。鉄道王国新潟や新潟支社の熱の高さもあってか、かなり整備されている感じがした。 観光列車としての蒸気機関車は老若男女を虜にする魅力がある。 蒸気機関車は日本全国の三セク私鉄そしてJRのPR集客の要として、色々と課題を抱えながらも走っている。 中でもJR東が運用しているSLばえんつ物語はJR西のSLやまぐち号と双璧を成す、国内最大規模の存在だと思う。 まず新潟の新津から福島の会津若松を実に3時間半かけて移動し、走行距離は約110kmと現在運用されている国内SLの中では最長距離。 更に牽引7両は現行SLでは最大、機関車含めると実に8両編成もあり都内の武蔵野線や南武線と変わらない編成規模。 4~6両主体の新潟地区では特に際立ち、JR東全域の列車として見てもトップクラスの規模を持つ臨時列車と言える。 今回はそんなばんえつ物語に乗ってきた。 ↑新潟駅では計らずもはまなすいなほ(秋田行き)をお見送り。 東京から当日アクセス。 前日含めて3時起きのため、割とコンディションはボロボロ。 本当コロナとか再罹患もしたくないから身体鍛えないとダメだなと思った。 因みに東京からだと6:08or7:04のとき使わないとばんえつ物語の新津出発時間に間に合わない。 稀に6時台に臨時ときが充当されるが、これらは基本的に全車指定席として運用され、繁忙期だから空席無かったりする。 9時前から既に新津の留置線で出発前の調整姿が拝める上、結構早い段階でばんえつは乗車出来るみたいなので個人的には6:08のとき一択だと思う。 ↑連結両が多いから圧巻。最も展望室二両+売店一両で、グリーン車を除くと客車は3両と一般的なキャパシティのSL。 まさに999って感じだが、アレのモデル機関車はC62。 以前なら現役引退後も北海道で観光列車として動いていたらしいが、現在は梅小路博物館にある奴位しか動く車両が残ってない(車検の関係で本線には出せないそう)。 ↑去年の出雲帰りに京都寄った際乗車したC62。企画展示の関係でか動態保存されているモノも999仕様になっていた。 ばんえつ物語に使用されているC57が動態化されるまでには様々な流れ話がある。 殆ど動かない状況になりつつあるSLが増える中、堂々7両繋いで単騎で動かせる状況をかれこれ長く続けてる訳なので、新潟区の整備や管理がかなり良いのかも知れない。 ↑ばんえつ物語運転日には駅弁の立ち売り販売だったり、新潟行きのしらゆきを見送れる。 ↑グリーン車車内。SLながらリクライニング式の座席。コンセントは無し。飲食台も一応ある(そんなに大きく無いので過信は禁物)。 今回はグリーン席を取ることに成功。 しかもえきねっと自力入力で取れた(1ヶ月予約の時コロナだったし)。 多分取れなかったらもぐらも乗らなかったので結果オーライかもしれない。 ↑展望車。 ↑あそぼーいを思い出すキッズスペースありの展望車。 ↑グリーン車へ移動中に撮影した指定席。12系改造客車でエアコン付きドリンク置き付きとそこまで悪くない。此方なら青春18きっぷで乗車券を補える。 18きっぷ利用開始日の翌日だったこともあり、指定席含めて盛況。 グリーン車はエアコン完備で専用展望室からパノラマを悠々堪能…………は出来るのだが、会津若松行きだと最後尾に連結される為、他客車への移動がいまいち面倒。 そのため好みは分かれそう。個人的にソロで1列シート取れたら買いだが空いてる2列シートを抑えるのは割と微妙だと思う。 因みにグリーン車の窓は開かない(指定席なら開く)。 ただしばんえつ物語は結構トンネル区間が多く、トンネルに入る前に必ず窓を閉めるようにアナウンスがある。 指定席はその辺りがリスクかも。 最も今回は乗車中、近くの客車かで窓が開いていたらしくグリーン車にも煙が入ってきた。 ↑雄大なコシヒカリ田んぼの様子を眺められる。前日に土産の魚沼コシヒカリを1キロしか買わなかった事をじわじわ後悔する位には田んぼと畑。 ↑自然豊かな風景。 当たり前だがWi-Fiはない。 ただ凄まじく高い山がめちゃくちゃある訳でも無いからか通信環境は普通。 早くはないが途切れることはなかった。 最もばんえつでスマホ弄りずっとやるのは勿体ないだろう。 一方で子どもが乗るには退屈するからか、乗務員主催のじゃんけん大会(景品あり)や名所案内などがあったり。 ↑売店。弁当類の販売も多く、東日本車両では多分一番車内販売が充実してるかもしれない。昼食駅弁に関しては新津は勿論、停車時間の長い津川駅でも買える(会津若松行きの場合)。 ↑昼飯はばんえつ物語弁当(25周年仕様)と新津名物三色だんごを。団子は期限過ぎた次の日も食えるくらい量があった(食べる際は自己責任)。値段に対して容量があるのでグループでの持ち込みとかにも良さげ。 ↑津川でオコジョルームや車両整備の様子が見れる。津川でも地元駅弁の販売がばんえつ運転日にはあるので、此方で駅弁を買うのもあり。 基本的に約三時間半の乗車で、喜多方ラーメンやソースかつ丼などを現地で食うみたいな目的が無ければ駅弁なり自前弁当なりを持ち込むのが無難。 おそらく今東日本で最も風情ある車内飲食が出来るのはばんえつ物語。 ↑乗車後も流石の貫禄を見せてくれる。 尚、ばんえつ物語には郵便ポストがあり、ここから投函すると専用の消印付きで相手方に送ってくれる。 ハガキに関してはポストカードセットが、切手も官製はがき用なら幾つか取り扱ってるようだ。 勿論ポストに入る奴なら自前で持ち込む事も可能(重量は自分でチェックしとけば)。 乗り鉄でもポスト利用者はそこまで多くないと思うので、もし乗った際に手堅い記念が欲しいならここから送るのもアリ。 自分宛は勿論、家族や友人やサークル同好会仲間、果ては理解ある彼(彼女)辺りに送ってもばんえつポストで送ったら流石に多少感嘆するだろう。 ↑稀に田舎に遺構(郵便ポストとしては使えない)が残ってる長丸ポスト。此方では現役やってる。 総じて満足度は高かった。 今度乗る機会があったら往復も中々乗りごたえがありそう(新潟新幹線往復がしんどいから今回は郡山に出ちゃったけど)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.29 08:10:06
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