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とりあえず乗ってみた

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2024.11.06
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テーマ:鉄道(23063)
カテゴリ:乗り鉄
↑銀色ボディの無骨な感じ。





福住で大志を抱いたデブ。



勿論、抱いただけ


まだ時間が帰りのフェリーまで時間があるので、大通りに戻ってテレビ塔に登って夕方の札幌市内を一望。







↑高所恐怖症だから足ガタガタさせながら撮影してた。女の子なら萌えポイント、おっさんならキモポイント。





俺は一応北海道に来ていたんだなぁと思いながら、札幌駅まで歩いて戻った。






↑ちょうどテレビ塔のライトアップが始まっていて、明るすぎず暗すぎず綺麗な感じ。


↑ついでに時計台を発見。





時計台辺りまで歩いてようやく俺は北海道といえばで有名なあのコンビニを発見。






↑セイコーマート




実際は苫小牧駅までタクシー使った時も見かけたんだが、マトモに立ち寄ったのは後にも先にもこの店だけ。

というか札幌市内そのものは普通にセブンローソンばっか。






↑インフレ物価高の救世主感ある商品の数々。デブ手に取った商品はちゃんと買いました。





実はセイコーマート自体は茨城や埼玉にも幾つか出店してるが、いずれも車かつ最寄りに住んでないとまず行けないような場所にある。

徒歩で行けない店がない訳じゃないが、セイコーマートの為だけに行くとなると本当にコンビニフリークとか位。

なので実質北海道限定のコンビニであることは揺るぎない。

北海道もそうだが、コストを抑える為の徹底的な効率化でトラックが運びやすいルートに店を構える形なのだろう(本州にモノを運ぶ際に大洗フェリーが役立ってる説)

そうした結果、北海道にくるバイク乗りやドライバー視点だと必然的によく出会うコンビニというイメージが先行した形といえる。






↑大丸とか東日本だと空気百貨店が札幌では堂々存在感を放つ。尚、大丸自体は東京の一等地に堂々店舗を構えており、普通に東京店も利益を出している。下手にカジュアル化せず、独自路線を貫いたから成功したのだろうか?


↑東京、大阪、名古屋、博多、札幌といった所謂五大都市では唯一新幹線が来ない札幌駅。ただし駅周辺はかなり立派で路線赤字でも五大都市の矜持を十分に示してる。





札幌駅に戻ってきたのは18時頃。

さんふらわあの深夜便で帰る予定で、深夜便自体は翌日の1:45出発。

ただ乗船手続きの関係で苫小牧西港には22:30までに戻る必要があり、実質あと2、3時間ほどしか札幌には滞在出来ない。

連絡バスを使えば札幌に20時辺りまでいれて、すすきので遊ぶなりジンギスカン鍋とか啜れるんだが、所詮日帰りで貧乏旅なのでそこまで気張れないし見栄も張れない(キャンセル料合わせても和歌山遠征より安く済ませた意味がなくなる)







改札に入る前に土産屋を軽く見ながらサンドイッチ自販機を見つけて朝向けのフェリー飯を確保。





それでも一応乗り鉄だから帰りも鉄道を使いたい。

こうした結果、俺は19時すずらんを使って苫小牧に戻ることにした。

このすずらんを逃すと苫小牧まで普通しか無くなる上に(22時すずらんだと乗船手続に間に合わない可能性がある)、何より寒くなる。

ガチでこの日(2日)が軽装セーフの最終日だった気もしてならない。






↑北海道の人は殆どの人がちゃんとダウンやジャケット着込む防寒装備。それが当たり前なんだけど、東北の一部地域とかは変に強がって気温マイナスでも上着着ない奴らとかいたからね。尚、今回着てこなかった模様(靴下ステテコ首ネックはつけてたが)


↑駅ホームのにしんそばが夕食。一応ニシンもそこそこ北海道では有名(これは普通の市販甘露煮だろうけど)。染々…………。





すずらんは室蘭まで向かう交流特急電車。

非電化地域も走る北斗と違い、電車(前回殆ど架線が無いとかブログでほざいたが錯覚だ)

今年から北斗や他特急共々全席指定化された。

札幌から苫小牧(約70キロ)チケットレス15%割で1420円。

ひたちのデフォ料金が東京から水戸(約100キロ)1580円のため、JR北海道の経営難を物語る料金体系といえる。

苫小牧から札幌までのバスの片道代金が殆ど特急料金と変わらない訳だし。

一応札幌~苫小牧を普通電車より20~30分ほど早く行け、バスと比べると50分近く早い。






↑指定席はこんな感じ(誰もいなかったので撮った)

↑今回乗ったのはUシートという、利用客を増やすために改造された客車の指定席。





すずらんにはグリーン車が存在しないが、Uシートという全席コンセント付き独立窓の車両が4号車に備わっている。

これはすずらんとして運用されている785系789系共通。

一方で古い785系は2編成しか無いので、狙って乗ることは難しい(14時すずらん素直に乗れば良かったかと今になって後悔。その日の14時すずらんが785系だったかは分からないけど)





↑座席幅が広い。殆どの乗客がUシートを取り、他の座席は逆に過疎る。最もこの日はUシートも大していなかった






今回の刹那的な旅路は、ただただ自分の人生やこれからを考えるだけの時間休にはなった。

いくら言われようが、俺の様な層の未来が暗いのは間違いないし、先に希望があるとは思わない。

8050問題なんて一時期言われたが、80の親を鞭打つ引きこもり弱おじおば達の姿を狭小化してるようなモノだ。

多くはその前に親と離別する。

少なくとも俺が50まで両親が生きている可能性は、限りなく低いと感じざる得なかった。

一時期流行った理解ある彼君日記のように、生還記録の無い者達の姿なんて描かれない。

試される大地、北海道では本州人が必死に死語にしようとしている一家心中という概念がまだある。

勿論、本州でも一家心中はまだあるだろう。

言ってしまえば、独り身も所帯持ちも追い詰められてしまった際の末路には大した差異がない。

最後の瞬間、連れていかれる魂の数に差異があるだけだ。

せめて子や伴侶は連れていくなよと俺も思ったりはするんだが、よほど親戚や彼ら彼女らの親が太い世帯とか慈悲深くなければ、生き延びた子達の未来が明るくないのは事実だ。

実際、昔単位目当てで参加したりしたボランティアや擁護施設で会うような層は、そうした子ばかりであり、男女問わず大半が明るくなかった。

これもまた理解ある彼君日記同様、生還記録の無いもののその後は描かれない。

そんな描かれない末路の多さに気付く事も出来ず、虚に嫉妬し僻むような情けない中年老人になっていく事だけは避けたいなと心から思った。

最も、歳を取るほど人格も魂も劣化する。

この乗車記録の俺自身が記した言葉に、4050代まで生き延びた際の俺自身が刺さるような様にはならないことを、今は軽く願う他無い。








↑札幌の街並は明るい。





今の俺が自分から自分の命を捨てることはないだろうし、そうならないようには努力している。

回りくどいが俺が病以外で亡くなるとしたら、よほどの事故か事故を装った悪意か何かだと思う。

そういった悪意に巻き込まれないよう、これからも常に警戒し下を向かずに前を向いて、ホームなら黄色い線から50センチ以上離れた安全地帯を意識しながら借金をしないように日々を過ごしていきたいと思った。






↑土日のみ、フェリーターミナル行きの道南バスが20:10に苫小牧駅に来る。すずらんの苫小牧到着は20:07で実際は1~2分遅れて来るので、マジでギリギリ間に合った(乗れなかったら22時までバスが来ない)





フェリーターミナルまで俺以外誰一人乗ってくる人はいなかった…………。









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最終更新日  2024.11.06 10:35:45
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