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新潟の地震で命を落とした人。
イラクへ入ったことで命を落とした人。 命を落とした、それは変わらない。 でもこのふたつは、全然違う。 何かが全然違う。 世界が瞬く間に変わっていく気がする。 ベクトルは太陽を目指していくのか。 それとも螺旋を描き、闇に堕ちていくのか。 どこに進むかも、何に囲まれているかも分からないこの時に 無垢さと無謀さでひとつの命をさらすことの怖さを感じた。 本来輝くはずのその無垢さが何の役にも立たない場所があるなんて…。 考えただけで悲しくなる。 胸が痛い。 数日前にコンゴ民主共和国のニュースを読んだ。 6年間で4万にのぼる女性が民兵にレイプされたという。 16歳のエディスはこう語った。 「姉のジャネットは倉庫で7人の兵士にレイプされ、もう1人の姉のフランシーヌは店の中で8人の兵士に襲われた。 私は5人の兵士にトイレに連れ込まれた。 彼らは私がレイプされるところを、私の男兄弟に見させようとしたので、抵抗したがひどく殴られた。」 こうした女性の精神的なケアをする施設が現地では全く足りていないという。 本当だったらいつか、彼女たちの力になりたい。 でも、私がコンゴに行くのは、本当に無謀な夢で終わってしまうかもしれない。 コンゴでレイプされるのは、今度は自分かもしれない。 両親まで続いてきた大きな大きなfamily treeを簡単につぶしたくはない。 だからと言って、彼女らを無視することができるだろうか? こんな現実を突きつける世界にしたのは、一体誰? 日本に住む私とコンゴのレイプされた女性たちが同じひとつの命を持って生きているという事実は単なる運? そんな残酷な運なんて、存在しなければいいのに…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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