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昨日筑紫哲也さんのニュース23で特集をやっていました。
それは日本在住の超過滞在者(TBSでは不法滞在とは言いませんでした)にHIV感染者もしくは エイズ患者がいることの問題についてだったのです。 超過滞在者(以下、OS)の人には、税金を払っていても健康保険がありません。 ということで病院に行くと日本人の数倍、数十倍の負担をしなければなりません。 だから彼らは病気をすればエイズの発症段階の熱や下痢をただの風邪か何かだと思い 市販の薬で抑え、それでだんだん症状が重くなり、立てなくなってやっと病院に行くというわけです。 しかし病院も財政難でなかなか彼らを受け入れられません。 ある人がエイズと分かった後やっと行けた病院で支払った治療費等は総計200万以上。 借金をして、月3万ずつ返還しているそうです。 それでもその人は日本にいたいと言っていました。 なぜなら彼の母国には薬が無いから、そう、エイズ対策のシステムが無いからです。 彼は言いました。 母国に帰る=死を意味すると。 先進国で唯一エイズとHIV患者が増加している日本。 OSの人にも何らかの保険を適応させるようにしないと、この日本の患者や感染者増加の恐れがあると 医師やNGOの代表は警告しています。 その理由は、世界中で3500万人近くの命を奪ったエイズウイルスには国境はないからとのこと。 またOSでもエイズに保険を効かせたブラジルで患者半減に成功した前例があるから。 (ブラジルの人口比に対する患者数は分かりませんがね。) 病院に行ける余裕のないエイズウイルスを持ったOSの人たちが、今も日本人とコンドームなしで セックスしているかもしれないのです。 ある日本人夫妻はエイズで亡くなった日本在住の外国人を無縁仏として供養しています。 家族にも会えないまま亡くなっていった外国人は二十数人。 この夫妻によると、摘発強化により同国人同士で助け合えなくなっているので、エイズ治療を受けるのが 余計に厳しくなったと言いました。 今朝BSでモザンビークのエイズの取り組みを取材したドキュメンタリーを放映していました。 陽性と知って、1人で死んではたまるかと、コンドームなしのセックスを続ける感染者。 コンドームが破れて再び妊娠してしまった感染者の妻と、エイズ患者の夫、そして3人の子供たち。 直接触れ合うことにセックスの意義を感じ、なかなかコンドームの使用に踏み切らない地方の人々。 とにかく大変な状況でした。 でも5歳から10歳の子供に性教育をしていました。 セックスの時は、コンドームを使わなくてはいけないよ!という劇だったかな。 それでも子供に性教育をするのは早すぎるのではと心配する人もいたりして。 なんだか考えさせられました。 ところで今日たくさんのOSの人たちが朝から入管に列を作っていました。 出頭者には身柄拘束なしに出国→1年後に再入国可能になったそうです。 ただし摘発者には30万円→300万円の罰金と厳罰化。 詳しくは下の表を(入管HPより) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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