afrodisiac

最近初めての外国人の友達が連絡してきた。
この子はテキサス出身のブラックの男の子。
ようやくパソコンを使いこなせるようになった頃、以前から興味のあった外国人のメル友を探すことにして、某ペンパル募集サイトで片っ端からメールを送ったことがあった。
そこで返信をしてくれた数少ない人の中の1人が彼で、結局彼としかメールが続かなかった。
気が付いたらもう5年くらいメールのやりとりをしている。
しかもかなり長期間白人だと勝手に思い込んでいて、ある日黒人と判明したというオチ（笑）
ここ数ヶ月なぜか音信不通になってて、どうしてんのかなぁとか思ってメールしたら、「ASHA！最近君の事を考えていたんだ…メールしたのにエラーで返ってきちゃったし。だからこれからずっと連絡が来なかったらどうしようって心配しちゃって…でも連絡が来てすごくハッピーだよ。これからも絶対コンタクト取り続けよう。」と返事が。

実は彼の写真を私はもう何年も部屋に飾っていて、以前の彼氏たちが「誰だこいつ！」と言ってきたこともあったが、絶対にしまわなかった。
彼がいなかったら私はブラックを取り巻く環境や文化や思想を知ることはできなかったし、今までの彼氏たちとだって知り合うことができなかったから。
私の人生を変えた彼の写真を、戸棚にしまい込むのも嫌だった。
私たちは高校生の時から、互いの国の話のみならず、日常生活、将来の目標、恋愛、そして性の話まで、何でも真剣に打ち明け合って来た。
NYでテロが起こった日も、イラク戦争開戦の日も、メールをしていた。
一度も会った事のない彼、ただのメル友の彼なのに、よくこんなに長い関係が続いたと思う。
私の英作文が綺麗だと褒めてくれる人がいるけれど、彼の英語がとても綺麗なので、その影響が大きかったと言っても過言ではない。

5年の時が何もかも変えていったのをつくづく実感する。
4年前に彼が便箋6枚くらいにびっしり手書きで手紙を送ってきてくれたことがあって、その時は結構読むのに苦労したのに、最近読み返したら何の問題もなく読めて、あぁ英語力伸びてきたんだなぁって思った。
彼は飛び級で高校と大学を卒業して、今はインターンとして働きながら大学院へ出願中。
こんな私たちの関係がいつまでも続くといいな。




これが私の部屋に飾ってある彼の卒業時の写真と、Promの時の写真。
後ろはレコードがいろいろ。D'AngeloやTupacもあるよ。
横にはDVD。Spike Lee作品が一番好き。