|
テーマ:愛しき人へ(903)
カテゴリ:愛しき人・友人
今日は、すでに日記は書きましたが、幸か不幸か楽天さんがもっと書けるようにして下さったから・・・ 先程書けなかった続きを書きます。 (書こうと思ってもいなかったのですが・・・) 先程日記を書いてから、涙が止まらずとうとうこの場に綴る事にしました。 こんなに時間が経った今なのに・・・ 彼との出会いは6歳の時です。 しかし、夢ばかりを追いかけていた私は、彼の思いに答える事が出来たのは21歳の誕生日の時でした。 それまでの時間の中で、多感な時期には私への苦しい思いで自殺しようとまで考えていたらしいです。 彼の両親も彼の姉妹も彼の事をそれはそれは心配して、友人を通して私のところへメッセージを送っていらっしゃいました。 しかし答えられない私は、何もお手伝い出来ませんでした。 彼の事を好きになってはきていましたが、それも隠して嘘を言い続けました。 しかし21歳の誕生日の日たまたま帰省していた私は、彼と会ってその後東京行きの飛行機に乗った後、彼への気持が大きくなっている事に気付きました。 それまで我々がお付き合いしていく中で生じる問題が私を引き止めていたのです。 東京について彼に電話しました。 彼はとても喜んでいました。私が電話した事に・・・ そして問題は二人で解決していく事に決めました。 それから学校を卒業するまでは遠距離恋愛です。 それから彼が東京に来て、私達の生活が始まりました。 幸せでした。。。 大きな大きな愛につつまれて。。。いつしか私も大きな愛で返すようになっていました。 我々の中にはそれはそれは素晴らしいものが築きあがりました。 我々はそれから数年後結婚を決めました。 疑いもなく・・・ 御両親は結婚の準備で大忙し・・・ そしてある日 彼は親友の結婚式の為に田舎に帰ってから帰らぬ人となりました。 彼の様態の変化を聞いて、田舎に駆けつけました。 それから4日目です。 病院の先生からもう駄目だと聞かされたのは・・・ 病室に家族のみ残る事を許されました。 お姉様方は私を気遣い外に出られました。御両親と私を残して・・・ 彼の顔が右側を向いていました。 彼のお母様は私に、彼が見える方に座らせて下さいました。 本当は一人息子の死を目の前に自分たちが座りたかったでしょうに。 彼の人生は貴女だったから・・・と言われました。 私はこれからずうっと一緒に生きていきたかった彼がいなくなる事を考えられませんでした。 それから30分、吹き出す血を私は必死で拭き続けました。 19時5分。。。終わりました。 田舎の友人達は、私が帰る度に集まってくれます。 同窓会の時も私にとても気を遣ってくれます。 人気者だった彼の不在は皆が感じています。 だから余計に私に気を遣ってくれます。 でも、同窓会の度に思います。 私にとっての同窓会は何時も何かが足りません。 もし我々がカップルでなかったとしても、私の小さい時からの想い出に大きく残っているのはやはり彼でしたから、一番同窓会で会いたいと想うのは彼だった事は間違いありません。 だからこそ、その不在は私の伴侶としての不在だけではなく、私の想い出の不在でもあるのです。一生の不在です。 彼と最後に一緒に参加した同窓会は今でも忘れられません。 我々の近況を知らなかった皆が我々が一緒になった事を驚きも含め、自分達の事のように喜んでくれました。 それどころか小学校の時からの彼との出来事、一つ一つ鮮明に覚えています。 彼との想い出は私の中にそおっと閉っていました。 文章にすることの出来ない多くの事がありましたから・・・ 初めてお会いした会社の社長が我々を見て 「久しぶりに本当に気持の良いカップルを見た。本当に愛し合っているね。」と 言われた事を思い出します。 その時に愛し合っている以上よ・・・と思った事を覚えています。 先程の日記にも書きましたが、お母様とお電話でお話しさせて頂いて想い出話しになってしまい結局綴ってしまいました。 彼が一番幸せな時に旅立てた事を嬉しく思います。 そして今でも幸せを感じてくれている事を願わずにはいられません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|