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テーマ:旅のあれこれ(10280)
カテゴリ:旅
食のお話しに続きまして・・・ 今回、一人の日本人の方とお話しをする機会がありました。 彼女は、物心つく頃からピアノを弾きはじめ、音楽大学へと進み、かなりの期待を受けウィーンにピアニストとしていらっしゃった方でした。 ところが、彼女から聞かされたのは・・・ 『ウィーンに来るなり本物を見せ付けられ、きっぱりピアノを辞めました。 それでも2年は頑張りました。』 ウィーンにはピアニストだけではなく、声楽なども含め音楽の為に移住なさった方がやはり多いようです。 やはり音楽の国ですね。 ところが、残念な事に皆さん続けていらっしゃいません。 (勿論続けていらっしゃる方も中にはいらっしゃると思います。) このフランスにも日本人のピアニストは多いのですが、良く耳にしますのが、日本人は技術は一流だけれども・・・という言葉です。 私がお会いした方がおっしゃっていましたのは、まず環境も違えば、先生も違う事からまだまだ難しいという事でした。 そして決定的な事は彼女は手が小さかった事・・・一流になる為には難しかったそうです。その時に小さい頃からピアノに適した手をしていると言われ続けた私の手をこの目の前の才能ある彼女と取り替える事が出来ればと本当に思いました。 そして、ピアノはやはり西洋の楽器。日本の湿気の多い気候の中ではどうしても強く叩かなければならなくなるそうです。乾燥しているこちらとは指運びも変わって来るという事ですね。 しかし、この先必ず世界に通用するピアニストが日本からも生まれる事を信じています。 先日すっかり貴公子の見る影も無くなったリチャード・クレイダーマンをフランスのお笑い番組で見ましたが、その時に彼が思い荷物は絶対に持たない、必ずいつも手袋をしていると言っていた言葉を思い出しました。 勿論手には保険をかけているそうです。 さて、たまたま会いました別の日本人・・・ 料理人の若い男性でした。 インペリアルホテルで料理人と務めた後、料理人の最高の資格マイスターを取得し、丁度日本へ完全帰国をするという前々日に会いました。 日本でも『・・大陸』『・・・・・』若者の活躍を紹介する二つの番組に出演したそうです。 残念ながらその番組名を聞いたのですが、忘れました。 日本では、とてもポピュラーな番組だそうです。 彼はこれから日本でウィーン料理を広めて行くのでしょう。 頼もしい限りですね! 皆さん、お幸せに・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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