わたしの足跡

今朝は起きましたら、小雨でした。
最近の天候から考えましてどしゃ降りになる事も考えられました。

雨が降っても良い装いに変更です。

友人が迎えに来てくれまして、車を見ました瞬間に、戸惑いが・・・

ヴェントレー・ロールスロイスの大きなコレクションカーかと思いドレスを準備していましたから・・・
ところが、フェラーリの１９５９年のコレクションカーでした。

あらかじめ車種を聞くべきだったと反省しながら、しかし彼の持っているコレクションカーをすべて知っている訳でもないので、聞いていたとしましても難しかったでしょう。

ただし、コレクションカーですので、スマートで控えめな形で色も最近の赤ではなく、かなり濃い目でしたので、どうにか私の装いでも全くちぐはぐではないでしょうと頭の中でいろいろな事を考えました。

予定よりかなり遅れまして出発しましたら、やはり雷を伴うどしゃ降りの雨となりました。

ポロの試合は中止となるかもしれない事を考えると少々残念なスタートでしたが、日焼けを気にしていました私は内心ちょっと喜んでしまいました。

到着しましたら、コレクションカーはポロ場内の芝生のところの定位置に誘導されました。参加車は全部で３０台程でした。

定位置に駐車させましたところへ、クラブのプレジデントが自らお迎えに来て下さり、私のドアを開け手を取って降ろして下さいました。
（何時も女性が主役です。）

女性がお洒落している場合は、こちらの男性は両頬へのキスではなく、手にキスをしてくれます。プレジデントも勿論手にキスをして挨拶して下さいました。

それから昼食の為にその会場が見える会場脇のクラブ内レストランへ誘導して頂きました。

レストラン内へ入りますと、すでに各テーブルで昼食を摂っていらっしゃる方々が華やかにテーブルを飾っていました。女性達のお帽子が華やかさを一層ましていました。

１Ｍは軽くあるお帽子の上に蝶々が飛んでいたり、お花畑になっている帽子、エルメスのダイアナ杯（競馬）のお帽子のお披露目と同じような感じです。

入って行きましたら、テーブルのいろいろな所から、皆様がドレスとお帽子を誉めて下さいました。これで私の役割はちゃんと果たせた訳で安心しました。
（今回はロングドレスが私だけだった事もあります。）

友人も上機嫌となりました・・・

友人のお友達（私は皆さん初対面でした。）と同じテーブルで昼食を楽しく頂いてましたら、雨が止み太陽が出ていました。

皆さんは、こうなる事をご存知だったかのように、ショーが始まるまでには晴れるから車をオープンカーにして走れるよ・・・という会話が飛び交っていました。
（このショーの時は、恒例で晴れるのだそうです。）

いよいよ出席する人達は、車に乗り込みショーの始りです。

太陽が燦燦と照り付ける中、友人は結局ボレーを外しオープンにしました。
（またまた日焼けの心配が・・・）

一台づつマイクで呼ばれた順番に会場内を周り、観客席の中央（審査員席前）で車を止め、降りて挨拶をします。
（激しいエンジン音で、マイクの声も聞こえません。）

挨拶が終わると、又車に乗り込み会場内をゆっくり走ります。

その後、会場の外に駐車し、皆さんがゆっくり車を見ながら投票出来るようにします。

しかし半分遊びですから、どうしても勝ちたい人に投票してあげます。

私もお願いされたご夫婦のナンバーを記入致しました。

投票の間、みんなでポロ観戦となります。

ポロを目の前で観戦しましたのは私は初めてでしたが、馬の動きがとても美しく感動しました。

前半戦と後半戦の間の中休みの時に（映画プリティーウーマンでご覧になった方もいらっしゃると思いますが）観客がみんな会場内に入り、掘り返った芝を足で元に戻します。

これがとても楽しかったです。ピンヒールの私は、ヒールがぐさぐさと芝に入り込みながら、私は芝を元に戻しながら、新たな小さい穴を沢山作っているわけです。
（その上、裾がひきづっているドレスは持ち上げていましても汚れっぱなしでしたが、それが逆に楽しさを盛り上げてくれました。）

観戦も終わり、投票結果へ・・・
結果は友人の車は残念ながら、３位内に入りませんでした。
しかし、その後のパーティーで、ある男性が『こんな素晴らしい車を見れる機会を与えてくれて有り難う』と友人に挨拶にいらっしゃったのを聞きながら、私もその言葉に感動しました。

コレクションカーはコレクター出品者が出さない限りは見る機会が余りない訳ですから、本当にその男性の言う通りですよね。

長くなりましたが、皆様にその場にいる雰囲気を味わって欲しく書いてみました。

ファッション雑誌のヴォーグ誌のカメラマンがとても気に入って下さり、何枚もお写真を撮って下さいましたので、ヴォーグジャパン誌でお会い出来るかもしれません。

めがねを掛けていますので顔は見えませんが・・・
（映画『ティファニーで朝食を』ともう一つのオードリ・へップバーンの競馬をドレスで観戦する映画の二つを合わせたイメージにしましたので、そういうのを見かけられたら私です。）

その後、上機嫌の友人がお礼に私の一番好きなレストランでディナーを御馳走してくれました。

とても素敵な一日となりました。。。

＊やはり背中が焼けたみたいです。日焼けの痛みを感じます。それだけは悲しいです。


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