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カテゴリ:道徳・教育・おばあちゃんの知恵袋
素敵なお話に出会いました。 桜庭さんという方のメルマガです。 ********************* 先日のこと。 昼に友人のサチコさまと 遊ぶ約束をしていたので出掛ける際 あっ!財布が無い! 何処にも無い! これは落としたか!? と、必死に昨日の行動を思い出す。 大戸やでご飯を食べた事まで思い出す。 その時落としたか?? はっと思い出した! ご飯を食べた時、僕は手ぶらだったので 財布を持ってもらった事を! 慌てて電話するも仕事中のため留守電。 これはその方の職場まで行かねばとサチコさまに乗せて行ってもらう。 「ねぇねぇ俺の財布かばんに入って無い???」 ここで無かったら終わりである。 「何処にも無いよ!だって終わってから返したジャン!」 確実に終わった。 業者の支払いの大金(30万!!)は入ってるし クレジットカードも4枚。。。 印鑑証明も・・・免許も・・・ すすきののお気に入りのあの 店のせっかく貯めた満点ポイントカード! これどぉすんのよ!? これも神からの試され事・・・・ 何て思いながら・・・も 笑顔を無理やり作り、発した言葉は 「有り得ないくらいツイテル!命まで落とさなくって良かったなぁ^^♪」 すると、 「あ!昨日神社に行ってお参りしたジャン!」 おぉぉぉぉぉぉぉ思い出した!鮮明に!!! 昨日、北海道神宮にありがとう参りに行く。 財布からお金を出し御賽銭させて頂く。 その際、僕は手ぶらだったので 財布を入れる場所が無く 仕方なく賽銭箱の横に置いて 神様に感謝の祈りを。 3分程感謝の気持ちを伝え 財布の事をすっかり忘れてそのまま 帰ってしまったのである。 助かった!!神社にお参りに行って神様の前で盗みを働く不届き物がいるはずが無い。 財布は確実にある!! そのまま北海道神宮に直行。 確実にある!と確信を持って 受付のおば様に事情を話す。 「あぁぁぁ~あそこに忘れたら、そりゃぁ出て来ないわ・・・・」 「えええええ・・・・・あのスミマセンがちょっと調べてもらえませんでしょうか??」 「ん~やっぱり昨日は1件も届いて無いわね・・・」 終わった・・・確実に・・・ 「そうですか・・・・・・ 申し訳ありませんでした」 精一杯の笑顔で。 この時はっきりと気が付いた。 謙虚な気持ちも、 感謝の気持ちも、 もっともっと周りの人にしなければと。 神様に懺悔しに行こう! この時、サチコさまが僕に言ってくれた。 「櫻庭さん、最高にツイテルよ!! だって財布をここに置いたって事はさぁ 神様にお布施したんでしょ?? 神様凄く喜んでるよ!!!」 そうだそうだ! 僕は神様にお布施をしたんだ! あの大金は神様から頂いた物、そのお礼に財布を置いて行ったんだ! そう思うと心がフッと軽くなった。 そう思って神様の前に立ち 今までの様々な出来事の懺悔を懸命にした。 相当ショックだった・・・ 顔で笑って心で泣いて。 でも無い物はしょうがないので 神様に懺悔をしに行く。 この時は本当に人生で 最も謙虚になれた瞬間かもしれない。 神様の前に立ち心から 今までの傲慢さを謝罪する。 境内の中にはご神体の丸い鏡が 飾ってあり それを眺めながら あの鏡に映る俺の姿はきっと醜いのであろう・・ 「鏡 かがみ」に映る自分の心から 「我(ガ)」 を取れば 「神 かみ」になる。 謝罪とありがとうございますを唱え、 10分程経っただろうか 先程の受付のおばさまが息を切らせてやって来た。 「今、来た神主さんがね、昨日財布を拾った人がいて 時間外で受付に誰もいなかったから、警察に届けておきましたって手紙があったって!」 「・・・・・あ、あ、あ、りがとうございます・・・」 泣きそうになった・・ メチャクチャに嬉しいのだが 不思議に何故かはしゃぐ気には全くなれず 異常に心は落ち着き また神様の前に行ってお礼を言う。 「このような現象を見せて頂き心より感謝致します。今後このような事が無いよう 周りの方々に感謝の気持ちを忘れず生きて行きます」 この時神様から 「笑顔、良し。言動、良し。 態度、良し! お前きちんと受け入れてたから合格!」 と、ミスターポポの声がした。 この時神様は僕の頭をなでてくれた。 僕の頭にはその感触がはっきりと残っている。 (か、神様!神様に頭をなでて頂くなんて光栄過ぎます! ありがとうございます!!) あまりに神はしつこく頭をなでるので これはおかしいと後ろを振り返ると そこには満面の笑みを浮かべた サチコさまが・・・・(リアルに実話) その後サチコさまに 警察まで乗せて行ってもらう。 「櫻庭さん!良かったねぇ~ やっぱりウスサマ明王様にえこひいきされてるんだねぇ~ でもね、警察にある財布が違う人ので 櫻庭さんのじゃなくってもがっかりしちゃだめだよぉ~ それにあったとしても財布の中のお金が全部抜かれてても 文句言っちゃだめだよぉ~^^」 急に心配になってきた・・・・ 確かに、その人が拾う前に お金が抜かれている 可能性も十分にあるのである。 「あ、それとね! 拾ってくれた人にちゃんと1割あげなきゃダメよ!」 「当たり前ですよ!! 1割でも2割でも差し上げますよ!!」 なんならススキノ 「ナース天国」の60分2回戦無料チケットもあげるっちゅうねん! 警察に着き事情を説明・・・5分後 ワァオ!俺の財布だ!!! 中身を説明し、僕の財布と認定される。 中身は警察の人によって 金額やカードの種類やらが細かく分類されていた。 すると警察の人が驚い事を言い出した。 「あ、この拾ってくれた人ね、お礼はいらないってよ。 それからお礼の連絡もいらないって。 個人情報だから何処の誰だか教えられないよ。 とにかくこの財布が持ち主に帰る事を祈りますって言って帰ったよ」 「エッ・・・・・」 (何その人!?カッコ良過ぎるよ!!) じゃぁどうやって・・ この人にお礼をすればいいのだろうか・・・ 僕はその書類に書かれた 財布に入っていた合計金額を見た瞬間 背筋にゾッと寒気が走った・・・・ 合計金額¥314.945 額の多さではない。 本来であればこの拾って頂いたこの方への御礼の金額は四捨五入し 31500円・・・・ あまりの衝撃に言葉も無かった。 この31500円と言う金額は 前日、僕が札幌で頼まれて3時間しゃべった お礼で頂いたお金が丁度、 31500円なのである。。 (あの頂いたお金31500円 あれは自分の力で稼いだのかい? お前自分で使うつもりかい? お金の使い方、散々聞いてるよね? 臨時収入はどうするんだっけ? それは本当に貴方だけのお金? それで自分の欲しい物を買うのかい? 自分の為に使うのかい? お金さんに聞いてみな? もうわかってるよね?) このとき、僕は今回のあまりに出来すぎた 現象の意味を全て理解した。 神様は限り無い愛を持って 僕に教えてくれた。 僕はちょくちょく臨時収入を頂く。 その度に冒頭で述べたある先生から教えていただいた 言葉を思い出している。 「僕はね、頂いた公演料は一切自分のために使わない。全て困っている人のために全部使う」 その言葉、思い出してはいるが実践にはいたっておらず・・ でも、わかった! はい、わかりました神様! 僕も臨時収入は必ず困っている人の為に使います! サラにサラに 神様はもう一つ もっと大事なメッセージをくれた。 警察の書類にサインする際、 拾得者 ○○ 実 と書かれていた・・・・ 「実」 ・・・・・・・僕の仲良しだった実君 2年前、ささいな事で喧嘩になり疎遠に・・ 僕の心には彼との事がずっと引っかかっていた。 いつの日か謝って仲直りしたい・・・ 財布を拾ってくれたのが実さん。 これも神様からのメッセージ 神様は札幌中の中から財布を拾って きちんと警察に届けてくれて 連絡先も教えてくれない 心優しい 「 実 」 と言う名前の人を探し出し その方を僕が財布を置き忘れる時間に 神宮に来るようにして頂く・・・・ 何たるシナリオ・・・・・・ 誰がこんなん書いたのだろうか・・ 僕は震える手で2年振りに 実君に思い切って電話した。 「おぉ実?さくらばだけど・・・・ 久し振り、、元気か?? イヤアノ・・今更なんだけどさ、、 2年前の事ちょっと謝ろうかなって・・」 「さくらば、、あん時は悪かったなぁ・・」 涙出た・・ 誤解が誤解を生み、お互いの勘違いから喧嘩に。 勇気を持って謝って良かった。 僕はこの件がもし無ければこのまま 一生心に小骨が引っかかったまま 逃げていたのかもしれない。 財布でもお金でも無く 神様はこれが 一番言いたかった事だったのかな。 仲直りさせる為に、わざわざこんなに手が込んだシナリオを。 人間として最も幸せなのは 「良き友」 「良き仲間」 に囲まれている事。 同じ方向を向いてる仲間こそ 人生の宝。 「聖なる道とは 善き友をもち、 善き仲間の中にあるという事は、この聖なる道の全てである」 お釈迦様 神様の限り無い愛に深く深く感謝。 ******************************* 長野県飯田市で桜庭さんの公演会が4月に行われるそうです。 『クリックで救える命があります。』 この世に一つでも多くの笑顔を!一日一膳! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.03.09 12:37:42
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