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カテゴリ:道徳・教育・おばあちゃんの知恵袋
中国から届く毎日の悲報に、居たたまれない思いの日々です。 救援隊医師グループも被災地に一日も早く、入れる事を心から祈ります。 そんな中、本日ある言葉が知人より送られてきました。 『飢饉普請(ききんぶしん)』 意味は・・・ 「飢饉になって周りの人が困ったら、増改築をしなさい。必要のないところでもいいから、増改築をしなさい。」 この言葉を意味する二つのお話を・・・ 新潟市に「北方文化博物館」(以前は豪農・伊藤家の邸宅)があります。 この博物館の伊藤館長の祖父(または父)はこの築山を築く際に『車や機械 は使わず手で土を運ぶよう』にしたそうです。 理由は多くの人に長くお金を支払えるようにするためです。 (3年半かかったそうです) その当時新潟は不作が続いていました。伊藤館長は多くの人に 「一家心中しないで済みました」とお礼を言われたそうです。 そしてもう一話は・・・ 天保7~8(1836~7)年の飢饉のとき、藤野四郎兵衛は郷里の窮民救助の一策として、住宅を改築し、寺院仏堂を修築した。 最初、領主の彦根藩は譴責しようとしたが、すぐに四郎兵衛の真意を了解し、嘆賞したといわれる。この慈善事業が、飢饉普請と呼ばれて後世に伝えられたものである。明治19(1886)年の関東地方の飢饉においても、埼玉の騎西の出店で小森久左衛門が同様の美挙を行った。 近江商人を起源にもつ企業が、分野別の“世界一”に成長しましたのも、こういった素晴らしい哲学があったからでしょうか。 『クリックで救える命があります。』 この世に一つでも多くの笑顔を!一日一膳! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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