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カテゴリ:生きる
人は、必要とされること、一人ではないと思う事・・・がやはり大切なのでしょうか。 知人から紹介してもらったお話から考えました。 ************************************ 「1本のホウキが生んだ、世界の奇跡」 これは、ニュー・イングランドにある精神病院で働く、 名も知れぬ、普通のお掃除のおばさんのお話です。 彼女のはたらく病院の地下室には、 「緊張型精神分裂病」と診断された10歳の 少女の患者がいました。 何に対しても反応を示さず、 ただ暗い地下室のベットにうずくまっているだけ。 少女は、もう回復の見込みはないと、考えられていました。 世界から見放され、一言も話すことなく、胎児のように丸まったまま、 決して動こうとはしなかったのです。 以前はとても可愛らしい少女だったのですが、 いまや日々、やせ衰えていくばかり。。。 彼女は、そんな少女の個室のまわりを、毎日掃除をしにやってきました。 そして、ドアの下のすきまから、食事をホウキの柄で、中に押し込みます。 彼女にも同じくらいの歳の娘がいたせいか、 少女を不憫に思いますが。。。 ただの掃除婦、もちろん、何もしてあげることはできません。 そこで彼女は、せめてそこを去る前に、 うずくまる少女の肩を、ホウキの先で そっとつついてあげることにしました。 「 ねえ、あなたはひとりじゃないんだよ? 少なくとも、ここにあなたを気にかけている人間がいるんだよ」 という思いを伝えたかったのです。 掃除のおばさんには、この程度のことしかできませんでした。 ほんの小さな愛の実践です。ホウキの先ほどの。。。 そんなことしかできませんでした。 でも、その程度のことしかできなくても、ただただ、伝えたかったのです。 だから、くる日もくる日も、彼女は、ホウキの先で、 その少女を優しくつつき続けました。 そして、何週間か経ったある日のこと。小さな変化が起こりました。 ただ死を待つばかりだった少女が、なんと、 自分の手で、食事を受け取るようになったのです。 さらに時が経つにつれ、 少女は座ることもできるようになり、掃除婦のおばさんと話をすることまでできるようになったのです! お医者たちでも、完全にお手上げだったのに?? こうして少女は、やがて奇蹟ともいえる回復をとげることができたのです。 それから何年か経った、あるうららかな春の日。 その精神病院の院長は、アラバマ州のひとりの紳士から、 ある依頼を受けました。 その紳士のお子さんが、重度の障害児で、世話をしてくれる人を探しているというのです。 その頃、あの奇跡的な回復をとげた少女は、20歳になっていました。 院長は、自信をもって、その彼女を、紳士に紹介しました。 彼女の名は、アニー・サリバン。 そう、ヘレン・ケラーの偉業を生みだした教師です! 地下室でただ死を待つしかなかった、あの少女が、です。 ヘレン・ケラーの世界的偉業。 それは、アニー・サリバンが、創り出したということは、 今や万人が認める所です。 でも、ちょっと思い出してみてください。 そのアニー・サリバンを創り出したのは、誰なのでしょう? ヘレン・ケラーとサリバンの業績だけを見ていると、見落としてしまいがちですが。。。 しかし、その成功の「真の生みの親」は、誰だったでしょうか? 素敵な話ですね。 掃除婦のほうきの柄の先ほどの“愛”がもたらした奇跡ですね。 しかし、このお話を読んでいますと、如何に人が、必要とされる事を望んでいるのか、またそれが力になるのかを考えさせられます。 周囲にこの事を考えながら、心配っていきたいと思います。 『クリックで救える命があります。』 この世に一つでも多くの笑顔を!一日一膳! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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