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わたしの足跡

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2008.06.11
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カテゴリ:生きる

人は、必要とされること、一人ではないと思う事・・・がやはり大切なのでしょうか。

知人から紹介してもらったお話から考えました。

************************************

「1本のホウキが生んだ、世界の奇跡」

これは、ニュー・イングランドにある精神病院で働く、
名も知れぬ、普通のお掃除のおばさんのお話です。

彼女のはたらく病院の地下室には、
「緊張型精神分裂病」と診断された10歳の 少女の患者がいました。

何に対しても反応を示さず、
ただ暗い地下室のベットにうずくまっているだけ。
少女は、もう回復の見込みはないと、考えられていました。

世界から見放され、一言も話すことなく、胎児のように丸まったまま、
決して動こうとはしなかったのです。

以前はとても可愛らしい少女だったのですが、
いまや日々、やせ衰えていくばかり。。。

彼女は、そんな少女の個室のまわりを、毎日掃除をしにやってきました。
そして、ドアの下のすきまから、食事をホウキの柄で、中に押し込みます。

彼女にも同じくらいの歳の娘がいたせいか、
少女を不憫に思いますが。。。 

ただの掃除婦、もちろん、何もしてあげることはできません。

そこで彼女は、せめてそこを去る前に、
うずくまる少女の肩を、ホウキの先で
そっとつついてあげることにしました。

「 ねえ、あなたはひとりじゃないんだよ? 
少なくとも、ここにあなたを気にかけている人間がいるんだよ」

という思いを伝えたかったのです。

掃除のおばさんには、この程度のことしかできませんでした。
ほんの小さな愛の実践です。ホウキの先ほどの。。。 

そんなことしかできませんでした。

でも、その程度のことしかできなくても、ただただ、伝えたかったのです。

だから、くる日もくる日も、彼女は、ホウキの先で、
その少女を優しくつつき続けました。

そして、何週間か経ったある日のこと。小さな変化が起こりました。

ただ死を待つばかりだった少女が、なんと、
自分の手で、食事を受け取るようになったのです。

さらに時が経つにつれ、
少女は座ることもできるようになり、掃除婦のおばさんと話をすることまでできるようになったのです!

お医者たちでも、完全にお手上げだったのに??

こうして少女は、やがて奇蹟ともいえる回復をとげることができたのです。

それから何年か経った、あるうららかな春の日。

その精神病院の院長は、アラバマ州のひとりの紳士から、
ある依頼を受けました。

その紳士のお子さんが、重度の障害児で、世話をしてくれる人を探しているというのです。

その頃、あの奇跡的な回復をとげた少女は、20歳になっていました。

院長は、自信をもって、その彼女を、紳士に紹介しました。

彼女の名は、アニー・サリバン。

そう、ヘレン・ケラーの偉業を生みだした教師です! 

地下室でただ死を待つしかなかった、あの少女が、です。

ヘレン・ケラーの世界的偉業。
それは、アニー・サリバンが、創り出したということは、
今や万人が認める所です。

でも、ちょっと思い出してみてください。

そのアニー・サリバンを創り出したのは、誰なのでしょう?

ヘレン・ケラーとサリバンの業績だけを見ていると、見落としてしまいがちですが。。。

しかし、その成功の「真の生みの親」は、誰だったでしょうか?

素敵な話ですね。
掃除婦のほうきの柄の先ほどの“愛”がもたらした奇跡ですね。

しかし、このお話を読んでいますと、如何に人が、必要とされる事を望んでいるのか、またそれが力になるのかを考えさせられます。

周囲にこの事を考えながら、心配っていきたいと思います。


『クリックで救える命があります。』
この世に一つでも多くの笑顔を!一日一膳!





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最終更新日  2008.06.11 07:43:29
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