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わたしの足跡

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2008.07.29
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カテゴリ:子供の心

これから先、どのような世の中になっていくのかしら?
どのような形で、現在の多発する事件の流れが変化するのかしら?

と少々人事みたいになっている私自身に気がつきました。

それらを変えるのも、我々の手である事を忘れる事があります。

これからの世界に担う子供達の人間道徳の教育は、大切な要素の一つなのではないかと思います。
そこで、イギリスの素晴らしい活動が紹介されていましたので、是非ご覧頂ければと思います。
簡単に出来て、結果が出るものだと思います。

=======

『ブックスタート』という言葉をご存知だろうか。


1992年にイギリスのバーミンガムで始まった
とってもユニークな政策で、乳児検診の時に
赤ちゃんに絵本をプレゼントするというものです。


そのコンセプトがまた、とてもシンプルで、

「赤ちゃんの体を育てるためにミルクが必要なように
 赤ちゃんの心を育てるためには、
 絵本を読み聞かせることと、話しかけることが必要だ」

というものだ。


イギリスでこういうことがあったという。

小学校に入ってきた子供に教科書を渡すと
それが本であることを認識できない。

教科書をブーメランのように投げたり、
かじったり、舐めたりする。

読むという認識ができないという。


こういう子供を矯正するのは
極めて困難なのだそうだ。

そうならないためにはどうしたらいいかと考えて、
行き着いた政策が「ブックスタート」だった。


そうして数年後、驚くべきデータが報告された。


ただ絵本をプレゼントするだけなのに、
プレゼントされた子とされなかった子とでは、
小学校に入る頃には明確に学力の差が
表れるというのです。


それ以後、イギリスの90%以上の自治体に
「ブックスタート」が広まり、
現在も続いているという。


イギリスのブレア首相がこう言っている。


「7歳の子どもの読書量が
 20年後のイギリスの存在価値を決める」


いじめや学級崩壊、校内暴力といったことと、
読書離れ、活字離れは実は重大な因果関係があるようだ。


言葉を喪失すると人間は暴力化するという。

このことはアメリカのバリー・サンダースという人が
『本が死ぬところ暴力が生まれる』という本の中で
明らかにしています。


テレビやゲームを見るだけでは思考力は育たない。


活字から言葉を覚えることによって
人間として最低限必要な理解力、思考力は身につく。


ゲームをやる子どもが100%問題を起こすわけではないが
問題を起こす子どもは100%ゲーム漬けだという。


毎日、何時間もゲームに没頭していると
脳の形も変形してくるという。


なにもたくさん本を読めというのではない。


学校で朝10分間の読書をすると
目に見えて問題が減ってきたとか、
記憶力テストの前に2分間音読をさせるだけで
結果が2割近くよくなるとか、
そういう事例はたくさん報告されている。


子どもたちは少し本に触れる、
少し活字に触れるだけで
大きく変わるのです。

大人は子どもたちの読書環境を
少しでもよくなるように
考えていく必要があると思う。


※人間学を学ぶ月刊誌「致知」5月号
 中島恵庭市長のインタビュー記事より


『クリックで救える命があります。』
この世に一つでも多くの笑顔を!一日一膳





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最終更新日  2008.07.30 03:49:41
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