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わたしの足跡

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2011.12.18
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カテゴリ:スピリチュアル

こちらですでに紹介させて頂いたストーリーですが・・・
本日、思い出すきっかけがありましたので再度投稿させて頂きます。

レオナルド・ダ・ビンチのキリストと12人の聖人を描いた最後の晩餐に纏わるお話です。
イタリアで、子供達に伝説として言い聞かせているお話だそうです。

******************************

この絵を完成させるのに
ダ・ビンチは20年かかったそうです。

まずキリストの絵を最初に
書こうとして、
モデルとなる人を求めて
町に出て公園を歩いていたときに
とても目が澄んでいて、
肌がすごくきれいで、
すがすがしい好青年を見つけて
その人に「モデルになってください」
と言って、その人を座らせて
最初のキリストの絵を書いたのだそうです。

それから徐々にひとりづつ
弟子の絵を書いていって
最後に残ったのが
裏切り者のユダでした。

そのユダの絵がなかなか書けなくて
20年もかかってしまったのだそうです。

ピッタリのモデルも
なかなか見つからなかったそうです。

そんなある日、
酒場の薄暗い片隅に
すごい男が座っているのを
見つけたのです。

人生の悲哀、裏切り、
憎しみ、妬み、嫉みなどを
全身に背負ったような男でした。

その人に、
「モデル代を払うから何時間か
 私のために時間をくれないか」
と言いました。

「いいですよ。
どうせ俺の時間なんか
誰も必要としてないし」

そう言ってモデルになることを
引き受けてくれました。

その顔をモデルにして
やっとユダの顔を描く事が
できたそうです。

「ああ、やっと描けた」

そう言ってダ・ビンチが
安堵の息を吐いたときに、
このモデルの男の目から
涙が溢れ出てきたそうです。

「なぜ、泣いているのですか?
 感動して泣いたのですか?」

とダ・ビンチが聞きました。

するとそのモデルが答えました。

「あなたは私を忘れたのですか」

「えっ?どういうことですか?」

「20年前にあなたは、
私をモデルにしてこの顔を
描いたのですよね」

と、キリストを指して言いました。

「それが20年経って、もう一度あなたに
 声をかけられたので、今度は誰のモデルとして
 描かれるのかと思ったら、最後の裏切り者である
 ユダの顔を描くということだった。
 これが泣かずにおられようか」

 ということで泣いていたのです。

この20年の間、この男性は
人の悪口を言い続けていました。

世の中のこと、人のこと、
恨み言、憎しみ言を
ずっと言い続けてきたそうです。

その結果として、
一度はキリストのモデルになった人が
なんと、その裏切り者であり、
人生の敵意と憎しみを一身に背負った
ユダの顔のモデルに選ばれてしまったのです。

...............................................

人間の顔でいちばん素敵なのは
やっぱりなんといっても笑顔だそうです。

笑顔の時に使う顔の筋肉と
怒ったり悲しんだりしたときに
使う筋肉はぜんぜん別の筋肉だそうです。

いっぱい、いっぱい笑顔を作って
笑顔の筋肉を鍛えて
いい顔を作っていきたいですね。





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最終更新日  2011.12.18 10:40:52
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