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わたしの足跡

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2012.02.13
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友人から紹介して頂きました。

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■ 太陽とともに生きてきた日本人

「さようなら」は元々、いま使っているように長い時間会っていて分かれるときの言葉ではなく、日本人がすれ違いざまに誰とでも、親しく挨拶を交わしていた時代の言葉でした。

「今日(こんにち)は。元気ですか。」
「ええ、とても元気です。」
「左様ならば、ごきげんよう。」

という一連の挨拶文句の中の一部が「さようなら」だったのでした。
今日とは、太陽のことです。
元気とは、元の気、これもまた太陽から受けるエネルギーや恵みのことです。

「あなたがいま、お天と様の気と共にあるのでしたら、それは心も穏やかで良いことでしょう。」

元々「こんにちは」も「さようなら」も一連の挨拶だったんですね。
あなたは太陽と共にありますか?という確認の言葉でした。

なんて心が晴れやかになり、気持ちの明るくなる挨拶でしょうか!

そしてそれがすべての日本人のごく日常の会話だったわけです。
このことは、私も知らなかったように、普段使う言葉でも、その本来の意味を戦後世代の私たちはあまり知らないようです。

昔から日本では、日の出と共に手を合わせ、太陽に感謝を捧げるという習慣がありました。これは世界でも珍しいほうの習慣だそうです。

この挨拶からも分かるように、日本人は昔から「自分たちは太陽と共に生きているのだ」というのを意識的にも無意識的にも理解している人たちでした。

例えばイギリス人の方に「イギリス人とはなんだ」と聞くと
「ジェントルマンシップを持っていることです」と答えます。

フランス人の方は
「ボンサンス(良識)を持ち、フランス文化や伝統に深い理解を持っていることです」と答えます。

ドイツ人の方は
「ジャーマンスピリットを持っていることです」と答えます。
ジャーマンスピリットとは何ですか?と聞けば
「社会の善いことには喜んで賛同し、悪いことは力を合わせ改革していけることです」と答えます。

境野勝悟先生に
「日本人とは何ですか?と聞かれたときははっきりと答えてください」
と次のように教えていただきました。

「日本人とは、自分たちの命の原因が太陽であることを知って、その太陽に感謝して、太陽のように丸く、明るく、豊かに、元気に生きる。これが日本人です」

こうした精神文化を残してくれた日本の先人たちに感謝をしています。
ありがとうございます。

「日本のこころの教育」

    境野勝悟 著

      致知出版社





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最終更新日  2012.02.13 09:44:46
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