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国語でお悩みの方へ! 国語力を上げるには? 国語塾 芦永奈雄

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国語でお悩みの方へ劇的アップの考える芦(芦永奈雄)

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モ モ@ Re:■雨の日はショパンの旋律が聞こえる■(07/04) 昨日スタインウェイを使ったピアノコンサ…
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モ モ@ Re:■世の中はチャンスであふれかえっている■(06/19) 根気ってどうしたら形成されるのかしら? …

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2005.06.03
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カテゴリ:カテゴリ未分類
子どもの頃、本気で宝探しをしたいと思った。
「トム・ソーヤーの冒険」では、トム・ソーヤーが本当に海賊の残した宝を発見する。夢で終わったり、途中、台無しにしてしまったりするという安易な結末ではない。

本当に本当に宝を発見して、家に持ち帰る。
わたしは、子どもながらにこの結末に驚いたものだった。
あれは、「子どもだまし」でない子どものための作品。
以来、マーク・トウェインが好きになった。
わたしも、小学生のとき、本気でお宝を探そうと思った。
わたしは、実家が熊本だったので、近くで探してみると(調査してみると)、調べたものでは、「天草四郎の遺宝」というのがあるかもしれないということが判明。
なんでも、島原(長崎県)に隠されているのではないか、という。

あれからもう、ずいぶん経つ。
いまだに、宝探しのことになるとわくわくする。
いつか(10年後くらいに)経済的・時間的に余裕ができたらやってみたいという思いはまだある。
学生時代、「お金持ちになったら、宝探しがしたい」とポツリと友達の前でもらしたことがあった。
「お金持ちなのに、なんで、宝探す必要があるの???」

夢のない人間だ。
そう思った。
宝を探すこと自体が愉しいのに。
わたしは、子どもの頃から、化石を採りに行っていた。
石を叩いて、思いもかけず、立派な化石が出てきたときは、心躍る。
高校生のときには、世界史を勉強し始め、遺跡に興味を持った。
チンギス・ハーンの墓を探してやる。
スウィン・ヘディンやシュリーマンの話にぞくぞくした。
もちろん、「古代への情熱」(シュリーマン)は読んだ。
トロイの町を発見したシュリーマン。考古学的には物議をかもしているが、彼がいなければ、トロイの話はいまだに伝説で終わっているかもしれない。
そう思って、大学は、考古学が学べる文学部をすべて受けた。

好きではあるけど、進むべき道ではないとわかり、軌道修正をした。
その後、文学の道に進むことに。
それでも、学生時代、骨董市や世田谷のぼろ市には行っていた。
お宝と文学ということで、肉筆モノのお宝という形でいまも、わたしの趣味として生きている。

本居宣長の直筆の掛け軸のことは昨日書いた。
わたしは、小林秀雄が好きで、彼の直筆原稿が欲しくて欲しくてたまらないのだ。
後半生の代表作の直筆原稿。
「本居宣長」など。
誰が持っているのか?
実は、数年前までは所持者がわかっている。
宇野千代さんだ。
二人は、親しい文学仲間。
小林秀雄は宇野千代さんに直筆原稿を贈っていた。
その宇野千代さんが亡くなってからは?

たぶん、遺族関係の人が持っているのではと思っていた。
いま、世田谷文学館で、宇野千代展をやっている。

6/10までなので、見に行った。

ハハーン!
ハハーン!!

やっぱり!
案の定、小林秀雄の原稿も展示してあった。
「ゴッホの手紙」や「モォーツアルト」だ。
他の原稿などは何人かに分散されているのかもしれない。

いつか、肉筆博物館を作りたいと思っている。
お宝探しは、わたしの大好きなこと。
ぼろ市で高橋由一の油絵が見つかったとか、屋根裏からゴッホの絵が出てきたとか、奥の細道の松尾芭蕉直筆本が見つかったとか、樋口一葉のたけくらべ原稿を会社員が持っていたとか、そういう話を聞くと興奮する。

梶井基次郎の「檸檬」の原稿は、所在がわかっていないらしい。
梶井基次郎の原稿は、市場にめったに出てこない。
見つかれば、かなりのものだろう。
語り始めたら、キリがない。





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Last updated  2005.06.04 11:13:36
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