テーマ:アジア株投資(172)
カテゴリ:資産運用全般
私が購読しているメルマガの著者が、中国における保険会社の投資対象の規制緩和を受けて、次のような趣旨の評価をしてました。
保険会社は保険料収入で収益をあげ、さらに株の運用益で収益があがるので、ダブルで儲かる。 そのときは、ふーん、そんな評価の仕方もあるんだと感心したものですが、よく考えるとおかしい。 この方は、私も仕事の関係でお会いしたこともあるのですが、中国株の権威(!?)で、銘柄選択、投資手法はすばらしいのですが、金融の知識という点では素人に近いです。 人寿保険のような生保業界は収入保険料を運用して、保険料の支払いに充当したり、予定利率に応じた満期保険金の支払いに充当するわけですから、保険料収入と運用益でダブルで儲かるわけではないです。単に運用手法が増えた、という評価にすぎません。なにせ収入保険料は、場合によっては、何百倍もの死亡保険金として支払わなければならないのですから。 ただし、一保険会社の視点からはずれ、中国株式市場全体と考えればメリット大です。保険会社のような資金力のある機関投資家が参加するのは、市場の活性化の観点から大歓迎ですね! 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月29日 09時41分46秒
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